腰の下に痛み!?『仙腸関節障害』!?
2019/9/30
腰痛と一言で言っても、痛みの出ている場所や痛みの度合いなど様々です。
その中で、”腰よりもお尻に近い所”、”尾てい骨に近い所”が痛くなった事ありませんか!?
それは、もしかしたら『仙腸関節障害』かもしれません!!
【仙腸関節とは?】
仙腸関節とは、その名の通り骨盤の骨である「仙骨」と「腸骨」の間にある関節です。
仙腸関節は周りを強靭な靭帯で繋がれていて、3~5mmほどのわずかな動きしかしません。
そのため、仙腸関節の痛みでレントゲンやMIRなど画像診断を行っても、異常はほとんど見られない関節になります。
また、仙腸関節の場合、単独で動くのではなく、腰や股関節の動きに伴って動く関節でもあります。
【仙腸関節障害の症状は?】
仙腸関節障害は、主に腰よりも下、お尻に近い所に痛みが表れます。
症状の特徴としては、長く座っている・立っていると痛くなる、仰向けで寝ると痛い、寝返りが痛くてできないなどがあります。
他にも鼠径部やお尻、下肢(太もも・ふくらはぎ)にも痛みが診られ、特にお尻や下肢では脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアに似た神経症状が診られます。
一般的にお尻や下肢の痺れは「坐骨神経痛」と言われますが、その原因が仙腸関節障害にある事も非常に多いのです。
【なぜ仙腸関節障害に?】
仙腸関節障害は珍しいことではありません。
ギックリ腰のように、何かの動作をした時に仙腸関節を捻り、急性の痛みが表れる事もありますし、長時間座っている、長い時間立ちっぱなし、ずっと寝ていて、などでも仙腸関節に負担がかかり痛みが表れます。
つまり、日常生活の姿勢や動作が非常に関係してきます。
また、産後に仙腸関節の痛みが表れる事も非常に多いです。
出産の際に「骨盤が開く」と言われますが、その骨盤が開くと言うのは骨盤の骨自体が開くのではなく、仙腸関節(後ろ側)と恥骨結合(前側)が開くのです。
その為に、仙腸関節部に不安定性が起こり、痛みが表れます。
【仙腸関節障害の治療】
仙腸関節障害の急性期の場合は、主に仙腸関節の捻じれが原因になるので、まずはその捻じれを改善していき、急性期の場合は炎症症状が出る事も多いので、仙腸関節の捻じれの改善とともに、炎症を引かす治療も必要になります。
特に急性期の場合は仙腸関節が動くと痛みが強く出る事が多いので、当院では骨盤のゴムバンドを着用する事を勧めております。
骨盤をしっかり固定する事で、仙腸関節も固定され動かなくなるので、痛みの軽減になります。
急性期ではない場合は、日常生活の姿勢や動作によって骨盤が歪み、仙腸関節に負担をかけている事が多いので、しっかりと骨盤の歪み方を見極めて、仙腸関節を正しい位置にしていきます。
また、長時間座っている・立っている時の痛みは、仙腸関節が固まって痛みを引き起こしてる場合もあるので、その場合は、仙腸関節に動きを出して症状を改善していきます。
この様に、仙腸関節の痛みは多く、下肢への痺れも仙腸関節が原因の場合もあります。
仙腸関節は身体の中心で背骨を支える土台でもあるので、この仙腸関節に何かしらの障害があると、腰やお尻周りだけでなく、体全身に影響を及ぼしてしまいます。
ご自身の腰痛が「仙腸関節障害」によるものと思われた方は、ぜひ大田区の荏原接骨院にご相談下さい!
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本記事の文責荏原接骨院
- 院長 別所道記
- 柔道整復師(国家資格)
厚生労働省認定 柔道整復師専科教員
上部頸椎カイロプラティック
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