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【脊柱菅狭窄症】我慢していた足の痛みが悪化して歩行困難に
整形外科で脊柱菅狭窄症と診断され、腰の痛みと足のしびれで来院された女性(60代/介護職)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
腰部後屈時に腰部と左臀部及び左下腿部後面への疼痛としびれが著明に出現。また、間欠性跛行(歩行時に痛みが出て、休むと和らぐ症状)が診られ、長時間の立位時には症状が悪化する。また、右下肢に力の入りにくさがある。
来院に至るまでの経緯
20年以上にわたり介護施設で働いてき、仕事内容は主に、利用者の食事介助、入浴介助、排泄介助などで、1日のほとんどを立ち仕事で過ごしていた。
50代半ばを過ぎたころから、仕事の終わりごろに軽い腰の違和感を覚えるようになりました。しかし、休息を取れば回復するため、特に気にせず仕事を続けていました。
その後、左足のふくらはぎに軽い痛みを感じるようになり市販の湿布を貼るなどの対処療法で乗り切っていたが、症状がさらに悪化。左ふくらはぎの痛みが強くなり、立ち仕事や歩行がつらくなる。仕事後は横になって休むことが増え、家事や趣味の時間が減少。
60歳を過ぎたころ、症状が一気に悪化し左ふくらはぎの痛みが強くなり、歩行や立位が困難になるほどで、仕事を終えると、もはや横になるしかない状態となり日常生活に大きな支障をきたすようになりました。
整形外科を受診し検査の結果、脊柱管狭窄症と診断される。痛み止めを処方され腰の牽引治療を行うも改善せず。この状況に危機感を覚え、インターネットで当院のホームページを見て電話予約で来院する。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 間欠性跛行
- 下肢の脱力感と筋力低下
- 立位および歩行時に腰殿部、下腿後面の疼痛
- 体幹伸展動作による疼痛
- 下肢の機能的脚長差、右+3㎝
- 左仙腸関節の機能障害
- 側方骨盤傾斜
- 左股関節過外旋
検査結果を分析し、側方骨盤傾斜と股関節過外旋により身体が歪み、脊柱菅狭窄症の症状を引き起こしている根本原因と判断
施術内容と経過
側方骨盤傾斜と股関節過外旋に対する骨盤矯正節の施術に重点を置く。

まずは骨盤矯正で身体の歪みの改善を図り、神経の圧迫や刺激が起こらない身体の状態を目指す。同時に右臀部から大腿部、下腿部に筋肉にアプローチをして神経伝達及び血流改善で下肢の脱力感と筋力低下の改善を図る。
仕事中や日常生活ではなるべく症状の出ない動作と姿勢してもらい、セルフケアとして骨盤を正しい位置に戻す体操とストレッチ、軽い体幹トレーニングを行ってもらう。
腰部の疼痛と左臀部から下腿部までのしびれの症状は以下のように経過した。
- 初回~8回目/週2回の通院
-
腰部痛が軽減し後屈時の可動域が広がる。歩行時と立位時の疼痛と臀部から下腿部までのしびれは徐々に軽減するが残存する。間欠性跛行も残存し長時間の歩行はできない。
- 9回目~14回目/週1~2回の通院
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腰部の疼痛はかなり軽減する。歩行時や立位時のしびれも軽減し歩ける距離も徐々に長くなり、日常生活の動作をストレスなくできるようになる。
- 15回目~18回目/週1回の通院
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腰部の疼痛はほとんど消失。2時間以上の歩行後や仕事終わりに臀部及び下腿部に違和感を感じるも、問題なく過ごせるようになる。
- 19回目~/2週間に1回
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介護職という仕事上、腰や足に負担がかかりやすいため、定期的なメンテナンスと再発予防のために通院を続ける。
院長からのコメント
脊柱菅狭窄症は画像検査で手術が必要と判断されることもありますが、痛みやしびれの本当の原因が別のところに隠れていることも少なくありません。今回のケースでは、徹底した検査によってその真の原因を特定できたからこそ、改善することができました。
脊柱菅狭窄症は原因ではなく結果です。根本の原因を改善することで脊柱菅狭窄症による症状の改善は可能です。痛みやしびれの症状があらわれましたら、我慢せずに、ぜひ当院にご相談ください。

早く対処することが早期改善の鍵です!
脊柱菅狭窄症でお悩みなら…
脊柱菅狭窄症について解説しているこちらのページもお読みください。



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