変形性腰椎症

変形性腰椎症とは

変形性腰椎症とは、加齢や長年の負担により腰の骨（腰椎）や骨と骨の間のクッション（椎間板）が変形し、腰痛や足のしびれなどの症状を引き起こす病気です。

背骨を支える椎間板が薄くなったり、骨にトゲのような突起（骨棘）ができたりすることで、周囲の神経や筋肉に負担をかけ、慢性的な腰の痛みや不快感を生じさせます。厚生労働省の調査によると、変形性腰椎症で自覚症状を有する方は約1,000万人、レントゲン検査で診断される潜在的な患者数は約3,300万人と推定されています。

また、X線検査で変形性腰椎症が確認される日本人の割合は、男性で80.6%、女性で64.6%と非常に高く、推計で3,790万人に上るとされています。研究によれば、就労している人の方が症状が重症化しやすく、特にデスクワークなど長時間同じ姿勢を続ける職業の方に多い傾向があり、変形性腰椎症のお悩みで当院に来院される方も多いです。

変形性腰椎症を放置すると、椎体の並びが歪んで脊柱起立筋など周囲の筋肉に過度な負荷がかかり、腰痛が慢性化します。日常生活全般に大きな支障をきたすようになり、特に就労している人では、仕事のパフォーマンスが低下するだけでなく、痛みによる不安から社会活動を避けるようになってしまうこともあります。

さらに進行すると脊柱管が狭くなり腰部脊柱管狭窄症に発展し、長距離歩行が困難になる間欠性跛行が現れます。間欠性跛行とは、歩くと足に痛みやしびれが出てきて、その場でしゃがんだり座って休むと症状が軽減し、また歩けるようになる状態のことです。

変形性腰椎症による痛みから自律神経の乱れが生じ、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ることも。また、高齢者では腰痛による転倒リスクが高まり、骨折などの重大な怪我につながる危険性があります。最悪の場合、足の麻痺や排尿・排便障害といった重篤な神経症状が生じ、日常生活に深刻な支障をきたし、手術が必要になる可能性があります。

変形性腰椎症の原因

開院以来、当院には変形性腰椎症でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、変形性腰椎症の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

変形性腰椎症の原因として次のものが挙げられます。

変形性腰椎症はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

この複数の原因が引き金となり、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、腰痛が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。変形性腰椎症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

変形性腰椎症への対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な改善にはならず、胃腸障害や腎機能障害などの副作用のリスクがあり、長期使用により効果が減弱する可能性があります。

物理療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、継続的な通院が必要で根本的な解決には至りません。

運動療法・リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要で、不適切な運動により症状が悪化する場合があります。

装具療法

筋力低下を招く可能性があり、長期使用により依存性が生じ、根本的な改善にはつながりません。

注射療法

効果が一時的で繰り返し施術が必要になり、感染や神経損傷などのリスクを伴います。

手術療法

身体への負担が大きく、合併症のリスクがあり、術後のリハビリテーションが長期間必要になります。

変形性腰椎症を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの変形性腰椎症の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな変形性腰椎症の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

変形性腰椎症によって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

変形性腰椎症のQ＆A

変形性腰椎症は自然に治りますか？

変形した骨や椎間板が元に戻ることはありませんが、適切な治療により症状の改善は十分可能です。早期の対処により進行を遅らせることができます。

変形性腰椎症の人がやってはいけないことは？

重い物を持つ作業、長時間の前かがみ姿勢、激しい運動は避けるべきです。また、痛みを我慢して無理な動作を続けることは症状悪化につながります。

変形性腰椎症と腰部脊柱管狭窄症の違いは何ですか？

変形性腰椎症は骨の変形による腰痛が主症状ですが、腰部脊柱管狭窄症は神経の通り道が狭くなり歩行時の足のしびれが特徴的です。

変形性腰椎症は必ず手術が必要になりますか？

多くの場合は保存的治療で症状改善が可能です。手術は重篤な神経症状や日常生活に著しい支障がある場合のみ検討されます。

変形性腰椎症の痛みは一生続くのでしょうか？

適切な治療と生活習慣の改善により痛みの軽減は可能です。完全な治癒は困難でも、日常生活に支障のないレベルまで改善できます。

変形性腰椎症でも運動やスポーツはできますか？

適度な運動は症状改善に有効ですが、腰に負担の少ない水泳やウォーキングがおすすめです。激しいスポーツは医師と相談の上で判断してください。

変形性腰椎症は遺伝しますか？

遺伝的要因は関係しますが、生活習慣や環境要因の影響が大きいため、適切な予防により発症リスクを下げることは可能です。

変形性腰椎症の進行を止めることはできますか？

完全に止めることは困難ですが、適切な治療と生活習慣の改善により進行を大幅に遅らせることは可能です。

変形性腰椎症でコルセットは効果がありますか？

急性期の痛みには効果的ですが、長期使用は筋力低下を招く可能性があるため、医師の指導の下で適切に使用することが重要です。

変形性腰椎症の症状が悪化するサインは？

足の麻痺、排尿・排便障害、歩行時の足のしびれの悪化などが現れた場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。

変形性腰椎症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の変形性腰椎症への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し腰の動きが良くなったと実感されています。

変形性腰椎症は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。