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赤ちゃんの向き癖は自然に治る?治らない?見極めるポイントと対処法

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こんにちは。大田区の荏原整体院・接骨院、院長の別所道記です。赤ちゃんがいつも同じ方向ばかりを向いて寝ている姿を見て、このまま様子を見ていても大丈夫なのかな、それとも早めに何かした方がいいのかなと悩んでいませんか。

初めての育児では、些細なことでも心配になってしまいますよね。インターネットで調べると「自然に治る」という情報と「早めに対処すべき」という情報の両方が出てきて、どちらを信じればいいのか混乱してしまうお気持ち、よくわかります。当院には大田区をはじめ多くの地域から、赤ちゃんの向き癖でお悩みの親御さんが数多く来院されています。

今回は、赤ちゃんの向き癖が自然に治るケースと、早めに対処した方がいいケースの見極め方について、これまでの豊富な施術経験をもとにわかりやすくお話しさせていただきます。

院長:別所

向き癖は放置していいのか、それとも早めに対処すべきなのか、多くの親御さんが迷われるポイントです。この記事で判断基準をしっかりお伝えします

目次

向き癖は自然に治るのか?

赤ちゃんの向き癖が自然に治るかどうかは、多くの親御さんが最も知りたい情報ではないでしょうか。結論から申し上げますと、向き癖には自然に改善するケースと、そのまま放置すると頭の形のゆがみが固定化してしまうケースの両方があります。どちらに該当するかを見極めることが、お子さまの健やかな成長のためにとても重要になります。

自然治癒が期待できるケース

軽度の向き癖であれば、赤ちゃんの成長に伴い首がしっかりと座り、寝返りやお座りができるようになる過程で自然に改善することがあります。生後3か月を過ぎる頃から首の筋肉が発達し、自分で頭を左右に動かせるようになると、特定の方向ばかりを向く癖も徐々に減っていく傾向にあります。

向き癖が軽度かどうかの目安としては、反対側を向かせようとした時に赤ちゃんが嫌がらずに向きを変えられるか、後頭部の形が左右でほとんど同じかという点が挙げられます。また、起きている時間が増えて抱っこやうつぶせ遊びの時間が長くなることで、後頭部への圧力が分散され、頭の形も自然に整っていくことがあります。

自然治癒が難しいケース

一方で、向き癖の程度が強く、すでに頭の形に明らかなゆがみが見られる場合は、自然治癒が難しくなります。頭の形がゆがんでしまうと、赤ちゃんはその形に合わせてますます同じ方向ばかりを向きたがるようになり、向き癖が定着してしまう悪循環に陥ります。

特に生後6か月を過ぎると頭蓋骨が徐々に硬くなってくるため、頭の形のゆがみが固定化しやすくなります。重度の変形になると、成長しても自然に改善されなくなる可能性が高まります。さらに深刻なケースでは、目や耳の位置のずれ、顔面の非対称、将来的な運動発達や神経発達への影響が報告されています。

様子を見ていい場合・すぐに対処すべき場合

向き癖に気づいたとき、様子を見ていいのか、それともすぐに対処すべきなのか、その判断に迷われる親御さんは本当に多くいらっしゃいます。当院での豊富な臨床経験から、いくつかの判断基準をお伝えさせていただきます。

様子を見ても大丈夫な場合の目安

生後2か月未満で向き癖に気づいた場合、まだ首がしっかりと座っていない時期であれば、少し様子を見ても問題ないケースがあります。この時期は赤ちゃんの首の筋肉がまだ未発達で、自然と楽な方向を向いてしまうことが多いためです。

ただし様子を見る場合でも、完全に放置するのではなく、授乳の向きを左右交互に変える、おもちゃやガラガラを向き癖と反対の方向に置くなど、日常生活の中で工夫をしていくことが大切です。また、後頭部の形を定期的にチェックして、左右差が大きくなっていないか確認しましょう。

早めに対処すべき場合の見極め方

一方で、早めに対処した方がいいケースもあります。反対側を向かせようとすると激しく泣いて嫌がる、夜中に何度も向きを変えてもすぐに元に戻ってしまう、後頭部の片側が明らかに平らになっているといった症状が見られる場合は要注意です。

生後3か月を過ぎても向き癖が改善せず、頭の形の左右差が目立つ場合は、早めの対処をおすすめします。また、首を片側にしか向けない、首を動かそうとすると痛がる様子がある場合は、筋性斜頸という疾患の可能性もありますので、専門家に相談することが大切です。

自宅でできる向き癖の対処法

向き癖に気づいたら、まず自宅でできる対処法を試してみましょう。適切なケアを早期に始めることで、多くのケースで改善が見込めます。ただし、無理やり首をひねったり強引に向きを変えようとすることは絶対に避けてください。

日常生活でできる工夫

授乳やミルクをあげる際は、左右交互に抱っこする向きを変えることを意識しましょう。赤ちゃんは授乳中、お母さんの顔を見たがるため、抱く向きを変えることで自然と首を動かす方向も変わります。ベビーベッドに寝かせる際は、向き癖と反対側におもちゃやモビールを置いて、赤ちゃんの視線を誘導する方法も効果的です。また、お母さんが寝る位置を時々変えることで、赤ちゃんがお母さんの方を向こうとして自然と首の向きが変わることもあります。

うつぶせ遊びの時間を作ることも、後頭部への圧力を分散させる良い方法です。ただし、うつぶせ遊びは必ず目の届く範囲で行い、寝かせる時は仰向けにすることを忘れないでください。タオルやクッションを使って体位を調整する方法もありますが、窒息のリスクもあるため使い方には十分注意が必要です。心配な場合は専門家に相談しながら行うことをおすすめします。

病院や専門機関を受診する判断基準

自宅でのケアを続けても改善が見られない場合や、向き癖の程度が強い場合は、病院や専門機関への相談を検討しましょう。早期に専門家の診断を受けることで、適切な治療方針を立てることができます。

受診を検討すべきタイミング

生後4か月を過ぎても向き癖が続いており、頭の形のゆがみが目立つ場合は、小児科や頭の形外来のある病院、または当院のような赤ちゃんの向き癖に特化した治療院への相談をおすすめします。特に後頭部の左右差が2センチ以上ある、目や耳の位置がずれて見える、顔が左右非対称になっているといった症状がある場合は、早めの受診が望ましいです。

また、首が片側にしか向かない、首を動かそうとすると明らかに痛がる、首の片側にしこりがあるといった症状がある場合は、筋性斜頸の可能性がありますので、速やかに医療機関を受診してください。筋性斜頸は約90%のケースで1歳までに自然治癒が望めるとされていますが、適切な診断と経過観察が必要です。

よくあるご質問

向き癖は何ヶ月まで様子を見ていいですか?

一般的には生後3か月頃までは様子を見ても問題ないケースが多いですが、この期間も完全に放置するのではなく、抱っこの向きを変えるなどの工夫は必要です。生後4か月を過ぎても改善が見られない場合や、頭の形のゆがみが目立つ場合は、専門家への相談をおすすめします。

向き癖防止クッションは効果がありますか?

向き癖防止クッションやドーナツ枕は、軽度の向き癖には一定の効果が期待できますが、すでに頭の形がゆがんでいる場合や筋肉の緊張が原因の場合は、クッションだけでは改善が難しいことがあります。また、窒息のリスクもあるため使用には注意が必要です。

ヘルメット治療と整体の違いは何ですか?

ヘルメット治療は頭の形を物理的に矯正する方法で、1日23時間の装着が必要で費用も30万円から50万円程度と高額です。一方、当院の施術は赤ちゃんの体のバランスを整え、筋肉の緊張をほぐすことで、赤ちゃんが自然な姿勢を取れるようにサポートする方法です。ヘルメット治療を避けたいとお考えの方にも選択肢の一つとしてご検討いただけます。

いつまでに治療を始めればいいですか?

頭蓋骨が柔らかい生後6か月頃までが治療にもっとも適した時期とされています。早期に治療を開始するほど短期間で効果が得られやすく、生後3か月などの早期に開始できれば2~4か月程度で良好な状態になることもあります。生後12か月前後までがひとつの目安となりますが、それを過ぎても諦めずにご相談ください。

赤ちゃんの向き癖は、様子を見ていいケースと早めに対処すべきケースがあります。大切なのは、お子さまの状態をしっかりと観察し、適切なタイミングで適切な対処をすることです。「自然に治るだろう」と楽観視しすぎるのも、「すぐに病院に行かなければ」と過度に不安になるのも、どちらもお母さんの心の負担になってしまいます。

当院では、これまで数多くの赤ちゃんの向き癖を改善に導いてまいりました。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。お子さまの健やかな成長を、全力でサポートさせていただきます。


院長:別所

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