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【坐骨神経痛】デスクワーク中の座位で左臀部から太ももにかけてのしびれ
長時間の受付業務による左臀部から太ももにかけてのしびれで来院された女性(20代/受付)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者は来院時、以下の症状を主に訴えていた。
- 座位時の左臀部から太ももにかけてのしびれ
- 30分程度の座位継続でしびれが悪化
- 立ち上がり時の違和感
- デスクワーク中の集中力低下
- 最近2週間で症状が急激に悪化
来院に至るまでの経緯
約3ヶ月前から受付業務中の座位で左のお尻から太ももにかけてのしびれを自覚するようになりました。当初は30分程度座っているとしびれが出現する程度でしたが、症状が徐々に進行し、最近2週間では15分程度の座位でもしびれが出現するようになりました。
自宅近くの整形外科を受診したところ、坐骨神経痛との診断を受け、消炎鎮痛剤と湿布を処方されました。しかし、症状の改善が見られず、むしろ悪化傾向にありました。
仕事への支障が深刻化し同僚からの紹介で当院の存在を知り、電話予約のて来院されました。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 左下肢のSLR(下肢伸展挙上テスト)陽性
- 座位時の骨盤後傾姿勢の習慣化
- 左骨盤の後方回旋+
- 腰椎の生理的前弯減少
- 左梨状筋の過緊張
- 左腸腰筋の短縮
- 仙腸関節の可動性制限
検査結果から、長期間の不良座位姿勢により骨盤の後傾と左骨盤の後方回旋が生じていることが判明。これにより仙腸関節の機能不全が起こり、梨状筋や腸腰筋の過緊張を引き起こしていると分析。
特に梨状筋の緊張により坐骨神経が圧迫され、座位時のしびれ症状が出現していると判断。また、腰椎の生理的前弯が減少していることで、長時間座位における負荷が増大し、症状の悪化要因となっていると考えらた。
施術内容と経過
骨盤アライメントの正常化と梨状筋の緊張緩和を中心とした施術を実施。
まず仙腸関節の可動性改善を図り、骨盤の正しい位置への調整を行う。併せて、過緊張状態にある梨状筋、腸腰筋、腰方形筋への筋膜リリースと緊張緩和を重点的に実施。腰椎の生理的前弯を回復させるため、胸椎と腰椎のアライメント調整。
また、座位姿勢での負担軽減を目的として、正しい座り方の指導と職場環境の改善提案を行う。症状軽減後は、再発防止のための座位時のセルフケア方法と、梨状筋ストレッチなどの自宅でできるエクササイズを指導。

坐骨神経痛の症状は以下のように経過しました。
- 初回~8回/週2回の通院
-
初回施術後より座位時のしびれ出現時間が延長。3回目以降は45分程度の座位が可能。
- 9~12回/週1回の通院
-
8回目終了時には1時間以上の連続座位が可能となり、業務への支障が大幅に軽減。
- 13~16回/2週間に1回の通院
-
12回目終了時には2時間程度の座位でも症状が出現せず、日常業務に完全復帰。
- 17回~/月に1回の通院
-
症状の再発なく安定した状態を維持。患者様も職場での姿勢に気を付け、定期的なストレッチを継続。
院長からのコメント
本症例は長時間のデスクワークによる不良座位姿勢が原因で発症した坐骨神経痛でした。骨盤アライメントの改善と梨状筋の緊張緩和により、約3ヶ月で症状の完全改善に至りました。座位姿勢の改善と定期的なセルフケアの継続により、現在も良好な状態を維持されています。
デスクワークによる坐骨神経痛でお悩みの方は、早期の適切な施術により改善が期待できます。

坐骨神経痛の施術を得意としております!
坐骨神経痛でお悩みなら…
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