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【交通事故治療】自転車走行中の自動車との接触事故後による首・腰・左肩の痛み
自転車走行中の交通事故により首・腰・左肩を負傷し、日常生活に大きな支障をきたした女性(20代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者は来院時、以下の症状を主に訴えていた。
- 頸部から肩甲骨周囲にかけての持続的な痛み
- 腰部の鈍痛と前屈時の痛み増強
- 左肩の可動域制限と挙上困難
- 頭痛と首の後ろの張り感
- 長時間の座位や立位保持困難
- 夜間の寝返り時の痛み
来院に至るまでの経緯
事故から3日後、首と腰の痛みが徐々に増強し左肩も上がりにくくなった。整形外科を受診し、レントゲン検査を実施したところ骨折はないものの、頸椎捻挫、腰椎捻挫、左肩打撲と診断された。湿布と痛み止めを処方されたが1週間経過しても症状の改善が見られず、むしろ首の可動域制限が強くなった。デスクワーク中の集中力低下や、家事動作での不便さが続いていた。
保険会社の担当者から接骨院での治療も可能と説明を受け、職場の同僚の紹介で当院の存在を知った。自賠責保険が適用できることを確認し、早期の症状改善を期待して来院された。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 頸部可動域制限(屈曲30度、回旋左右各40度)
- ジャクソンテスト陽性(右側)
- スパーリングテスト軽度陽性
- 腰部前屈制限(指先-床間距離25cm)
- 左肩関節屈曲制限(110度)
- 左肩関節外転制限(90度)
- 頸部傍脊柱筋の著明な筋緊張
- 左僧帽筋上部線維の圧痛+
- 腰部起立筋の筋スパズム
検査結果から、交通事故の外傷により頸椎、腰椎、左肩関節周囲に急性の炎症と筋緊張が生じていると判断した。
特に頸部においては、衝撃による頸椎の生理的前弯の減少と周囲筋群の防御性収縮が認められ、これが可動域制限と持続的な痛みの主因と考えられた。腰部については、転倒時の衝撃により腰椎周囲筋に急性の筋緊張が生じ、前屈動作時の痛みを引き起こしていた。左肩については、転倒時の直接的な打撲により肩関節周囲炎様の症状を呈していると判断した。
施術内容と経過
初期段階では炎症の軽減を最優先とし、頸部、腰部、左肩周囲への低刺激な手技療法を中心に実施した。
頚椎に対しては、後頭下筋群や斜角筋、胸鎖乳突筋の緊張緩和を目的とした軽微な筋膜リリースを行い、頸椎曲線の正常化を図った。 腰部に対しては、腰方形筋や多裂筋の筋スパズム軽減を目的とした持ち圧迫と軽度のモビライゼーションを実施した。 左肩に対しては、三角筋や棘上筋周囲の炎症軽減を行って、極軽度の関節可動域訓練と周囲筋の緊張緩和を行った。

交通事故によるケガの症状は以下のように経過した。
- 1~2ヶ月目/週4~6回の通院
-
初回施術後、頸部の張り感がやや軽減されました。4回目終了時には夜間の寝返り時痛が50%程度改善し、睡眠の質が向上。
- 3~4ヶ月目/週3~5回の通院
-
頸部可動域が大幅に改善し、デスクワーク中の集中力も回復。左肩の挙上も日常動作レベルまで改善。
- 5ヶ月目/週2~4回の通院
-
腰部前の屈時痛が80%軽減。 長時間の座位維持も可能となり、仕事への支障がほぼ解消されました。
- 6ヶ月目/週1~2回の通院
-
全ての症状が90%以上改善し、日常生活に完全復帰。事故前と同様の活動レベルまで回復した。
院長からのコメント
交通事故による複合的な外傷に対し、各部位の状態に応じた段階的な治療アプローチにより、症状の大幅な改善を達成。初期の適切な炎症管理と、中期以降の機能回復を重視した治療により、患者は事故前の生活レベルまで回復することができました。
交通事故の治療は他の症状と異なり、慎重にお身体の状態を診ていく必要があります。交通事故に遭ってしまい、少しでもお身体に痛みや不調がございましたら、お気軽にご連絡ください。

整形外科や弁護士さんとも提携しております!
交通事故治療でお悩みなら…
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