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【四十肩・五十肩】肩が上がらない…洋服も着れないし痛くて夜も眠れない
四十肩・五十肩による肩関節痛と可動域制限がお悩みで来院された女性(50代/事務職)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者は来院時、以下の症状を主に訴えていた。
- 右肩挙上時の激痛(90度以上で強い痛み)
- 洋服の着脱時に肩に鋭い痛みが走る
- 右腕を後ろに回すことができない
- 寝返り時による夜間痛
- 肩関節の著明な可動域制限
来院に至るまでの経緯
1ヶ月前から右肩に軽度の違和感を自覚するようになり、徐々に肩の動かしづらさが出現。特に朝起きた時の肩の強張りが顕著となる。1週間前に自宅で洋服に袖を通そうとした瞬間、右肩に電気が走るような激痛が出現し、肩を動かす度に痛みが増強。
整形外科を受診しレントゲン検査を実施。明らかな骨異常は認められず、四十肩(五十肩)と診断される。湿布薬とロキソニンを処方されるが、症状の改善は見られず夜間痛も出てくる。
日常動作に著しい制限が生じ、特に仕事や家事に支障をきたすようになる。インターネットで「四十肩 五十肩 治療」と検索し当院のホームページを発見。同じような症状で改善された方の口コミを見て、LINE予約にて来院。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 肩関節屈曲90度で疼痛増強
- 肩関節外転80度で制限あり
- 肩甲上腕リズムの乱れ
- 右肩甲骨周囲筋の著明な筋緊張
- インピンジメントサイン陽性
- 頸椎C5/C6レベルの可動域制限
長時間のデスクワークによる不良姿勢(頭部前方偏位・猫背姿勢)が継続したことで、肩甲骨周囲筋群の筋力バランスが崩れ、肩甲上腕関節の関節包の癒着と炎症が生じていると判断。また、頸椎の可動域制限も肩関節の動きを代償的に制限し、症状を悪化させている要因と分析した。
施術内容と経過
肩関節周囲の関節包の癒着を改善し、肩甲骨の正常な動きを取り戻すことを主眼とした施術を実施。肩甲上腕関節の関節運動学的手法による可動域改善と、肩甲骨周囲筋群の筋緊張緩和を重点的に行う。頸椎の可動性改善により、肩甲骨の動きを正常化し、肩関節への負荷軽減も図る。
日常生活指導として、デスクワーク時の姿勢改善と肩甲骨の動きを意識した簡単なエクササイズを指導。炎症期には無理な動きを控え、段階的に可動域を広げていった。

四十肩・五十肩の症状は以下のように経過した。
- 初回~10回/週2~3回の通院
-
夜間痛が大幅に軽減し連続して眠れるようになる。洋服の着脱時の痛みも軽度となる。
- 8~14回/週1~2回の通院
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後ろに手を回す動作も少しずつ可能になり、エプロンの紐を結ぶことができるようになる。パソコン作業も2時間程度なら痛みなく行える。
- 15~20回/2~3週間に1回の通院
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肩関節の可動域がほぼ正常範囲まで回復。夜間痛は消失し、日常生活での不便さはほとんど感じなくなる。
- 21回~/月に1回の通院
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定期的なメンテナンスを継続。デスクワーク時のセルフケアも習慣化され、良好な状態を維持している。
院長からのコメント
四十肩・五十肩は肩関節周囲の炎症と癒着が主な原因となる疾患です。今回の症例では、長期間のデスクワークによる不良姿勢が根本的な要因となっていました。単純に肩だけを治療するのではなく、頸椎や肩甲骨の動きも含めて総合的にアプローチすることで、痛みの軽減と可動域の改善を達成できました。

肩が固まってしまうほど改善までに時間がかかります!
四十肩・五十肩でお悩みなら…
四十肩・五十肩ついて解説しているこちらのページもお読みください。


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当院では、患者様の痛みの根本の原因を特定するために、初回は問診と検査を中心に進めていきます。
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