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【脊柱管狭窄症】愛犬との散歩もできない…間欠性跛行によるお尻から足にかけての痛みとしびれ
脊柱管狭窄症による間欠性跛行がお悩みで来院された男性(60代/警備員/大田区池上在住)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者は来院時、以下の症状を主に訴えていた。
- 臀部から太もも、ふくらはぎへの痛みとしびれ
- 立位30分程度で症状が増強
- 30分以上の連続歩行が困難
- 座位や前屈姿勢で症状が軽減
- 間欠性跛行により犬の散歩が不可能
- 仕事(警備業務)の継続が困難
来院に至るまでの経緯
2ヶ月前から仕事中に長時間立っていると臀部から太もも、ふくらはぎにかけて軽い痛みとしびれが表れるようになった。座って休むと症状は改善していたため、当初は様子を見ていた。少しずつ症状が強くなり、30分立っていることも困難になった。警備員という職業柄、立ち仕事が中心であるため業務の遂行が難しくなり、やむなく仕事を休むことになる。
歩行時にも同様の症状が出現し、30分連続で歩けなくなる。日課にしていた朝夕の愛犬との散歩も行けなくなり、日常生活への影響が深刻化した。座ったり前屈みになって休むと再び歩けるようになるという間欠性跛行の典型的な症状が認められた。
整形外科を受診し、レントゲンとMRI検査を実施。脊柱管狭窄症と診断された。医師からロキソニンを処方され、リハビリで牽引治療を継続したが症状の改善はあまり見られなかった。
このままでは仕事にも復帰できず、愛犬の散歩もできないままだと不安になり、娘さんに相談したところ、「脊柱管狭窄症には整体が効果的なこともあるみたい」と大田区蒲田にある当院を勧められ、電話予約から来院された。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- L3/L4、L4/L5椎間の狭小化
- 右仙腸関節の関節運動機能障害
- 骨盤右回旋+
- 下肢の機能的脚長差、右+2.5㎝
- 腰部後屈時の強い痛みと可動域制限
- 腰方形筋、脊柱起立筋の著明な筋緊張
- 梨状筋、大腿二頭筋、腓腹筋部の圧痛と筋緊張
L3/L4、L4/L5レベルでの脊柱管狭窄による神経圧迫症状と判断。また、長年の立ち仕事による骨盤の歪みと腰椎前弯の増強が神経への圧迫をさらに強めていると考えられた。骨盤の右回旋と右仙腸関節の機能障害により体幹の不均衡が生じ、腰部への負担が増大していることも脊柱管狭窄症の症状悪化の一因と判断した。
施術内容と経過
腰椎と骨盤のアライメント調整を中心に、神経圧迫の軽減と脊柱管の空間確保を目的とした整体施術を実施。特に腰椎の前弯角度の適正化と骨盤の右回旋の改善、右仙腸関節の関節運動機能の回復を重点的に行った。併せて、過緊張状態にある腰部周囲筋の緊張緩和を実施。また、頸椎や胸椎へのアプローチも行い、体幹全体のバランスを整えることで腰椎への負担を分散させる。
日常生活での姿勢指導を重点的に実施し、立ち仕事での体重移動の方法や、症状が出た時の対処法について具体的にアドバイス。症状の軽減後は、自宅でのセルフケアとして、腰椎の負担を軽減する体操と梨状筋のストレッチ方法を指導。再発予防のための筋力維持にも取り組んでいただいた。

脊柱管狭窄症による症状は以下のように経過した。
- 初回~10回/週2回の通院
-
徐々に立位時間がやや延長。調子の良いときは座らずに50分程度立っていられるようになった。歩行距離も徐々に延び、短時間であれば犬の散歩も可能になった。
- 11~19回/週1回の通院
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1時間以上の立位が可能になり、歩行も40分程度連続で行えるようになった。痛みとしびれの強度も50%程度まで軽減。朝夕の犬の散歩を再開できるようになった。
- 20~24回/2週間に1回の通院
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痛みとしびれが70%以上改善。警備業務への復帰を開始し、休憩を挟みながら軽めの勤務から徐々に通常業務へと移行した。
- 21回~/月に1回の通院
-
長時間の立ち仕事では軽い疲労感を感じることはあるものの、痛みやしびれで業務を中断することはなくなった。愛犬との散歩も毎日楽しめるようになり、月1回のメンテナンスで良好な状態を維持している。
院長からのコメント
脊柱管狭窄症は加齢による変化に加え、長年の姿勢や体の使い方が積み重なって起こることが多い疾患です。今回のケースでは、警備員という立ち仕事が中心の職業特性が症状を悪化させていましたが、骨盤の歪みと腰椎前弯の増強を改善し、神経圧迫を軽減することで症状は大きく改善しました。
脊柱管狭窄症は手術を勧められることも多い疾患ですが、適切な整体施術と日常生活の工夫により多くの方が改善できる可能性があります。大田区で脊柱管狭窄症にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

脊柱管狭窄症なった根本の原因から施術します!
脊柱管狭窄症でお悩みなら…
脊柱管狭窄症ついて解説しているこちらのページもお読みください。


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