
院長:別所お気軽にご相談ください!

院長:別所お気軽にご相談ください!
こんにちは。東京都大田区の荏原整体院・接骨院、院長の別所と副院長の酒井です。つかまり立ちはできるのになかなか一人で歩いてくれないと不安になりますよね。同じ月齢のお子さんがもう歩いているのを見ると、つい焦ってしまう気持ちもよくわかります。
赤ちゃんの歩行発達には個人差があり、親御さんがどう関わるべきか迷われることは当然のことです。当院には開院以来、赤ちゃんの運動発達でお困りのご家族が数多く来院されており、歩行に関するご相談も本当に多くいただいています。


今回は、赤ちゃんに歩く練習をさせるべきかどうか、そして親御さんがどのようにサポートすればよいのかについて、専門家の立場から詳しくお伝えしていきます。


赤ちゃんの発達には一人ひとりのペースがあります。焦らず適切なサポートをしていきましょう!
赤ちゃんが一人で歩き始める時期は、一般的に生後10ヶ月から1歳3ヶ月頃とされています。厚生労働省の乳幼児身体発育調査によると、1歳で約半数の赤ちゃんが一人歩きを始め、1歳3ヶ月では約9割が歩けるようになると報告されています。
つまり歩き始めの時期には約5ヶ月もの幅があり、これは決して異常なことではありません。体格や性格、発達のスピードは赤ちゃんによって大きく異なるため、周りのお子さんと比較して焦る必要はないのです。
赤ちゃんが一人歩きをするまでには、いくつかの発達段階を経ていきます。生後7ヶ月から9ヶ月頃につかまり立ちができるようになり、その後伝い歩きへと進んでいきます。これらの動作を通じて、赤ちゃんは足の筋力やバランス感覚を自然に養っていくのです。
ハイハイの期間が長い赤ちゃんもいれば、ハイハイをあまりせずにつかまり立ちから歩き始める赤ちゃんもいます。どちらも正常な発達のパターンであり、その子なりの発達の順序を大切にすることが重要です。
多くの親御さんが「積極的に歩く練習をさせた方がいいのか」と悩まれますが、結論から申し上げると無理な歩行練習は必要ありません。赤ちゃんは本能的に自分の体の準備が整ったタイミングで歩き始めるものです。
両手を持って無理に歩かせる練習を繰り返すと、赤ちゃん自身のバランス感覚の発達を妨げる可能性があります。また、まだ足腰の筋力が十分に発達していない状態で立たせ続けることは、股関節や膝関節に負担をかけることにもつながります。
当院の臨床経験から断言できるのは、赤ちゃんの体の準備が整わないうちに無理に歩かせようとすることで、逆に歩行開始が遅れたり、体のバランスが崩れたりするケースがあるということです。
練習よりも大切なのは、赤ちゃんが自分の意志で動きたくなるような環境を整えることです。安全に伝い歩きができる家具の配置、裸足で過ごせる清潔な床環境、興味を引くおもちゃの配置など、自然と体を動かしたくなる工夫が効果的です。
歩行練習は不要ですが、適切な見守りとサポートは必要です。親御さんにできることは、赤ちゃんが安心して自分のペースで挑戦できる環境を作ることです。


まず何よりも重要なのが安全対策です。転倒時に頭をぶつける可能性のある家具の角にはコーナーガードを取り付け、滑りやすい床にはマットを敷きましょう。赤ちゃんが安心して何度でも立ち上がり、転んでまた挑戦できる環境を作ることが大切です。
また、伝い歩きができる適度な高さの家具を配置し、赤ちゃんが自分で移動する楽しさを感じられるようにしてください。ソファやローテーブルの間隔を少しずつ広げていくことで、自然と一人で立つ時間が増えていきます。
室内では可能な限り裸足で過ごさせることをお勧めします。裸足で過ごすことで足裏の感覚が育ち、バランス感覚や踏ん張る力が自然と養われます。靴下は滑りやすく、赤ちゃんの足の発達を妨げることもあるため、安全が確保できる室内では裸足が理想的です。
赤ちゃんが立とうとしている時、歩こうとしている時には、温かい声かけで励ましてあげてください。ただし手を差し伸べるのではなく、少し離れた場所から「こっちにおいで」と呼びかけることで、赤ちゃんは自分の力で歩こうとする意欲が高まります。
転んだ時にも慌てず騒がず、赤ちゃんの様子を見守ってください。大きな怪我でなければ、赤ちゃん自身が立ち上がるのを待つことも大切です。親御さんが過度に心配する様子を見せると、赤ちゃんも不安になり挑戦する気持ちが萎えてしまいます。
良かれと思って行っている関わり方が、実は赤ちゃんの発達を妨げている場合があります。以下のような関わり方には注意が必要です。
両手を持って長時間歩かせる手引き歩きは、赤ちゃん自身のバランス感覚を育てることができません。また親御さんが前かがみになって手を引く姿勢は、腰や肩への負担も大きくなります。どうしても手を繋ぐ場合は、短時間にとどめ、赤ちゃんが自分でバランスを取れるよう軽く支える程度にしてください。
歩行器は一見便利に見えますが、長時間の使用は推奨されません。歩行器に頼ることで、赤ちゃんが自分でバランスを取る機会が失われ、足の筋力発達が遅れる可能性があります。日本小児科学会でも歩行器の使用については慎重な意見が示されています。
まだつかまり立ちができない段階で無理に立たせたり、嫌がっているのに歩く練習を強要したりすることは避けてください。赤ちゃんの体の準備が整っていない状態での練習は、股関節や足首に負担をかけるだけでなく、歩くこと自体への苦手意識を植え付けてしまう恐れがあります。
多くの場合、赤ちゃんの歩行発達の遅れは個人差の範囲内ですが、以下のような場合には専門家への相談をお勧めします。
1歳6ヶ月の健診でも一人歩きができない場合や、つかまり立ちから進展が見られない場合は、一度小児科や専門機関での相談が必要です。また、極端に体が反り返る、つま先立ちばかりで足裏全体をつけない、左右の足の使い方が明らかに異なるなどの様子が見られる場合も、早めの相談が望ましいでしょう。
当院では赤ちゃんの運動発達に関する検査と施術を行っており、体のバランスや筋肉の緊張状態を詳しく調べることができます。向き癖や体の歪みが歩行発達に影響を与えているケースもあり、適切な施術によって改善が見られることも少なくありません。
日中は赤ちゃんが体を動かせる時間をたっぷり確保してください。マットの上でハイハイをしたり、つかまり立ちができる環境で遊んだりすることで、自然と必要な筋力が育っていきます。
フローリング、畳、カーペット、芝生など、異なる質感の地面を経験させることで、足裏の感覚が豊かに育ちます。公園の芝生で裸足で遊ぶ時間を作るのも効果的です。ただし安全には十分配慮し、危険物がないか確認してから遊ばせてください。
体の発達には良質な睡眠と栄養が欠かせません。規則正しい生活リズムを作り、月齢に応じた適切な離乳食や授乳を心がけてください。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉や骨の発達が促されます。
赤ちゃんの歩行発達において最も大切なのは、その子自身のペースを尊重することです。周りと比較して焦る気持ちは自然なことですが、無理な練習は逆効果になりかねません。
当院には開院から27年間で多くの赤ちゃんとご家族が来院され、様々な発達のお悩みを解決してきました。赤ちゃん一人ひとりに最適なサポート方法は異なり、体のバランスや筋肉の状態を専門的に検査することで、その子に本当に必要なケアが見えてきます。


歩行の遅れが気になる場合や、体の使い方に左右差がある場合、向き癖が強く体が歪んでいると感じる場合など、どんな些細なことでも構いません。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。国家資格を持つ経験豊富なスタッフが、赤ちゃんの健やかな発達をしっかりとサポートいたします。

