
院長:別所お気軽にご相談ください!

院長:別所お気軽にご相談ください!
こんにちは、荏原整体院・接骨院の酒井です。お風呂に入れるとき、ふと後頭部を触ってみたら「なんだか平らな気がする…」と感じたこと、ありませんか?気になりはじめると、授乳しながらスマホで検索して、気づけば夜中の2時になっていた、なんてこともあるかもしれません。
当院には、赤ちゃんの頭の形についてご不安を抱えた親御さんが、ここ数年で本当に多く来院されるようになりました。「これは病気なのでしょうか?」「このまま様子を見ていて大丈夫ですか?」という声を毎週のようにお聞きしています。


今回は、後頭部が平らになる状態(短頭症)の原因・リスク・ご家庭でできるケアまでを、できるだけ丁寧にお伝えしていきます。ぜひ最後まで読んでみてください。


「様子を見ていたら手遅れになってしまった」というご相談が後を絶ちません。頭の形は月齢が進むほど変えにくくなります。気になった今が、一番早いタイミングだと思ってください
赤ちゃんの頭の骨は、生まれた直後はとても柔らかく、外からの圧力を受けやすい状態になっています。この時期に特定の方向からの力が繰り返しかかることで、頭の形に変化が生じることがあります。その中でも、後頭部が全体的に平らになっている状態を医学的に「短頭症(たんとうしょう)」と呼びます。
日常的によく使われる「絶壁頭」という言葉は、この短頭症をわかりやすく表現したものです。真横から見ると後頭部の丸みがなく平らに見え、後ろから見ると頭が縦長に見えるのが特徴です。赤ちゃんの頭の形は個人差があるため一概には言えませんが、明らかに後頭部の膨らみが足りないと感じる場合は、専門家に相談することをおすすめします。
似た言葉として「斜頭症(しゃとうしょう)」があります。斜頭症は頭の一方だけが変形し、上から見ると頭が左右非対称になっている状態のことです。短頭症が後頭部全体のつぶれであるのに対し、斜頭症は左右どちらかに偏った変形という違いがあります。どちらも同時に起きているケースもあり、当院でも複合的な変形をお持ちの赤ちゃんのご相談をよくいただきます。
当院にご相談にいらっしゃる親御さんから、必ずといっていいほど聞かれるのが「原因は何ですか?私の育て方が悪かったのでしょうか?」という言葉です。結論から言うと、ほとんどのケースでお母さんのせいではありません。複数の要因が重なって起きていることがほとんどですので、まずはご自身を責めないでください。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防として、赤ちゃんを仰向けで寝かせることは安全上とても重要です。ただ、同じ姿勢で長時間過ごすことで、後頭部の柔らかい頭蓋骨に継続的な圧力がかかり続けます。この力が積み重なることで、後頭部が少しずつ平らになっていきます。
いつも同じ方向を向いて寝るという「向き癖」がある赤ちゃんでは、特定の部位に圧力が集中してしまいます。この向き癖の背景には、首の筋肉が左右で緊張バランスを崩している状態(筋性斜頸)が関わっていることも多く、頭の形だけでなく首の状態にも目を向けることが重要です。当院では頭の形の変形と首の筋緊張をあわせて診るようにしています。
生まれる前から頭の形に影響が出ることもあります。多胎妊娠や胎位の偏り、吸引分娩・鉗子分娩など、産道を通る際に頭蓋骨に強い圧力が加わるケースがあります。生まれた直後から変形が見られる場合は、出産時の影響が考えられることもあります。
「赤ちゃんのうちだし、成長すれば自然と治るんじゃないか」と思う方もいらっしゃいます。当院の27年分の臨床データをもとに、はっきりとお伝えします。
頭の変形は、自然に治ることを期待して様子を見ているだけでは改善せず、頭蓋骨が成長とともに固まっていく過程でそのまま定着してしまうケースがほとんどです。
では放置することで具体的にどういった影響が生じる可能性があるのか、当院での相談事例をもとにお伝えします。
後頭部の変形は、頭蓋骨全体のバランスに影響を及ぼします。耳の位置が左右でずれる、目の高さや大きさに差が生じる、顎の形が左右非対称になるといった変化として現れることがあります。思春期以降、本人が見た目を気にするようになってから悩まれるケースも少なくありません。
頭蓋骨の歪みは、顎関節や歯列弓の発達にも影響を与える可能性があります。噛み合わせのズレは、将来的に歯科矯正が必要となる原因のひとつにもなりえます。口の中の問題は頭の形と無関係に思われがちですが、骨格的なつながりがあることを覚えておいてください。
向き癖や首の筋緊張が改善されないまま月齢が進むと、寝返りや腹ばい、お座りといった運動発達のマイルストーンに遅れが出ることがあるとされています。頭の形だけでなく、発達面でも適切な時期にアプローチすることが大切です。
頭の形のご相談でいちばんよく聞かれるのが「自然に治りますか?」という質問です。軽度の変形であれば、向き癖の解消や姿勢の改善によって目立たなくなるケースもあります。しかし、それにはタイムリミットがあることを必ず知っておいてください。
赤ちゃんの頭蓋骨は生後急速に成長し、生後3〜6ヶ月頃が頭の形に働きかけることができる最も効果的な時期といわれています。この時期はまだ骨が柔らかく、姿勢や筋緊張への介入によって形が整いやすい状態にあります。
生後8ヶ月を過ぎたあたりから頭蓋骨は急速に硬くなり始め、変形が固定されていきます。「もう手遅れかもしれない」と思われた方も、あきらめないでください。月齢が上がっていても、できるアプローチは必ずあります。ただ、早いほど選択肢は広がりますので、気になった今すぐに行動することが何より大切です。
専門家への相談と並行して、日常生活の中でも赤ちゃんの頭の形に良い影響を与えることができます。毎日の小さな積み重ねが、大きな変化をもたらします。難しく考えすぎず、できることから始めてみましょう。
後頭部への圧力を分散させるうえで最も効果的なのが、起きている間のうつぶせ遊びです。必ず大人が近くで見守った状態で、最初は1回1〜2分程度から始めてみてください。慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていきます。後頭部への圧迫が減るだけでなく、首や体幹の筋力を育てることにもつながります。
授乳のたびに抱える向きを左右交互に変えるだけで、後頭部にかかる圧力が偏りにくくなります。縦抱きや斜め抱きにする時間を増やすことも、頭への圧迫を減らすうえで有効です。習慣として取り入れやすいので、ぜひ意識してみてください。
いつも同じ方向を向いて寝る向き癖がある場合は、逆方向から声をかけたり、興味を引くものを置いたりする工夫が有効です。ただし、頭を無理に向けようとすることは避け、自然に首が動くように誘導してあげることが大切です。強引に矯正しようとすると、首の筋肉にかえって緊張を与えてしまうことがあります。
荏原整体院・接骨院には、赤ちゃんの頭の形や向き癖、首の状態についてご不安を抱えた親御さんが多く来院されています。当院が何より大切にしているのは、「なぜそうなっているのか」の原因をしっかり把握することです。頭の形の変形だけを見るのではなく、向き癖の背景にある首の筋緊張や体の使い方のくせも含めて、丁寧に検査を行っています。
向き癖の根本にある身体の筋緊張を整えることで、頭への圧力のかかり方が変わり、結果として頭の形の改善につながることがあります。当院では赤ちゃんの身体に負担をかけない穏やかな施術で、首周り~背中、腰回りの筋緊張の緩和と左右バランスの調整を行っています。お子様連れでも安心してご来院いただけます。
変形が重度の場合、頭蓋矯正ヘルメットを用いた治療が適応となることがあります。当院ではヘルメット治療の適応かどうかの目安をお伝えし、必要であれば専門の医療機関への受診をご案内しています。ヘルメット治療を始める前の段階から、首や体の根本的な原因にアプローチしておくことが、治療効果を高めるうえでも重要です。
「まだ様子を見てから」という判断が、取り返しのつかない後悔になることがあります。頭の形は時間が経つほど変化しにくくなります。でも、今この記事を読んでいるあなたには、まだ十分に動ける可能性があります。


一人で悩まないでください。赤ちゃんの頭の形が気になる、向き癖がなかなか直らない、首の動きが左右で違う気がする…そんな小さな疑問でも、ぜひ当院にご相談ください。大田区で27年、多くの赤ちゃんとそのご家族に寄り添ってきた経験をもとに、院長・別所と副院長・酒井をはじめとしたスタッフ全員で、あなたの大切なお子さんの今と未来を全力でサポートします。

