
院長:別所お気軽にご相談ください!

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赤ちゃんが生まれて、毎日の授乳やおむつ替え、抱っこに追われているうちに、気づいたら手首が痛くてたまらない…。そんな経験はありませんか?実は、産後に起こる腱鞘炎は、多くのお母さんが直面するお悩みのひとつです。
「育児で手を使いすぎているせいだろう」と思って我慢していませんか?それだけが原因ではないかもしれません。産後の腱鞘炎には、ホルモンバランスの変化や体の状態が深く関わっていることが分かっています。


この記事では、大田区で27年にわたり産後のお母さんたちの治療に携わってきた立場から、産後に腱鞘炎が起こる理由を丁寧にお伝えします。「なぜ私だけ?」と感じている方にこそ読んでいただきたい内容です。


産後の腱鞘炎は「育児で手を使いすぎているから」と片付けられることが多いですが、骨盤や姿勢、ホルモンの影響まで含めて原因を丁寧に調べることが大切だと感じています
産後の腱鞘炎は、単に「手を使いすぎた」だけで起こるものではありません。出産後の体には、いくつかの要因が同時に重なりやすく、それが腱鞘炎の発症につながっています。当院の臨床経験からも、産後に手首を痛める方には共通したパターンがあることが分かっています。ここでは、特に重要な3つの原因をお伝えします。
出産後、体の中ではエストロゲンというホルモンが急激に減少します。エストロゲンには、腱や腱鞘などの軟部組織を柔軟に保つ働きがあります。これが減ってしまうことで、腱鞘が硬くなりやすく、わずかな刺激でも炎症を起こしやすい状態になります。
また、妊娠中に骨盤を緩めるために分泌される「リラキシン」というホルモンも産後しばらくは体内に残ります。関節が不安定になりやすいこの時期に、手首への繰り返しの負荷が加わると、腱鞘炎に発展しやすくなるのです。
産後の腱鞘炎の根本には、こうしたホルモン変化による組織の脆弱性があります。これは自分の努力だけではどうにもならない、体の変化によるものです。
授乳、抱っこ、おむつ替え、沐浴——これらの動作はすべて、手首と親指に大きな負荷をかけます。特に赤ちゃんを抱き上げるときに両手の親指を張り出す動作は、腱鞘炎の中でも「ドケルバン病」と呼ばれるタイプを引き起こしやすい代表的な動作です。
一日に何十回と繰り返されるこれらの動作が、ホルモン変化で弱くなった腱鞘に積み重なるのですから、炎症が起きるのはある意味で自然なことと言えます。
産後のお母さんの体は、慢性的な睡眠不足と疲労にさらされています。疲労が蓄積すると、筋肉や腱の回復力が落ち、同じ動作でも組織へのダメージが蓄積しやすくなります。
さらに見逃せないのが姿勢の問題です。授乳中の丸まった姿勢や、抱っこを続けることで生じる肩・首の緊張は、腕全体の血流を悪化させます。その結果、手首周辺の筋肉や腱が硬くなり、腱鞘炎を悪化させる要因になるのです。
腱鞘炎といっても、発症する部位によって名称や症状が異なります。産後に多く見られるタイプを知っておくことで、「もしかして私もそれかも」と早めに気づくきっかけになります。
産後のお母さんに最も多いのがこのタイプです。親指の付け根から手首の親指側にかけて痛みや腫れが出ます。赤ちゃんを抱き上げるときや、洗い物で雑巾を絞るような動作をすると痛みが走るのが特徴です。
「フィンケルシュタインテスト」と呼ばれる、親指を握り込んで手首を小指側に傾ける動作で強い痛みを感じた場合、このタイプの腱鞘炎が疑われます。
指の付け根に炎症が起き、指を曲げ伸ばしするときに引っかかり感や「バネ」のような弾けるような動きが出るのが特徴です。朝起きたときに指がこわばって動かしにくいという症状が出る方も多くいらっしゃいます。
「育児が落ち着けば自然に治るだろう」と我慢しているお母さんも多いのですが、放置することには注意が必要です。初期段階では安静やセルフケアで改善が見込めるケースも、慢性化してしまうと回復までに時間がかかるようになります。
炎症が繰り返されると腱鞘が厚くなり、腱の動きをさらに妨げる悪循環に陥ります。また、手首を庇うことで肩や首の筋肉に余計な負担がかかり、肩こりや頸部痛などの二次的な症状を引き起こすこともあります。
最終的に保存療法では改善が難しくなり、手術が必要になるケースも出てきます。「少し痛いくらい」と感じる段階での早めの対処が、結果的に治療期間の短縮につながるのです。
痛みが強くなる前に、日常生活の中でできることを取り入れてみましょう。ただし、あくまでも補助的なケアであり、症状が続く場合は専門家への相談が必要です。
授乳中は背中を丸めた姿勢になりやすく、これが腕全体の血流を悪化させます。授乳クッションを活用して腕の高さを調整し、手首に余計な力がかからないようにすることが大切です。抱っこも、片側だけに偏らないよう意識的に左右を替えることをおすすめします。
炎症が強い急性期(腫れや熱感がある時期)は冷やすことが基本ですが、慢性期に入ったら温めることで血流を促し、組織の回復を助けます。手首を反対の手でゆっくり反らせ、10秒ほど保持するストレッチも有効です。ただし、痛みが増す場合はすぐに中止してください。
サポーターは手首への負荷を分散させ、一時的な痛みの緩和に役立ちます。しかし、サポーターはあくまで補助であり、根本原因を解決するものではありません。長期間の使用は筋力低下を招くこともあるため、症状の改善とともに徐々に外していくことが重要です。
多くの治療院では、腱鞘炎に対して患部への局所的なアプローチが中心になりがちです。しかし当院では、腱鞘炎は手首単体の問題ではなく、産後の体全体の状態が関係していると考えています。
まず行うのは、徹底的な検査です。姿勢分析、関節可動域検査、神経伝達テストの3種類の検査を通じて、あなたの腱鞘炎がどこから来ているのかを正確に特定します。手首だけを診るのではなく、骨盤の状態、体幹の安定性、肩から腕にかけての姿勢まで含めて総合的に分析します。
「検査をせずにいきなり施術」では、一時的に楽になっても同じ症状を繰り返す可能性が高くなります。当院が検査にこだわる理由は、まさにここにあります。
産後のお母さんの腱鞘炎に特徴的なのは、骨盤の歪みや体幹の不安定さが姿勢を崩し、それが肩・腕への負担を増大させるというパターンです。当院では腱鞘炎の施術と並行して、産後の骨盤の状態も整えていきます。体全体のバランスを取り戻すことで、手首への負担が根本から減っていく仕組みです。
国家資格である柔道整復師の資格を保有し、25年以上の臨床経験を持つ施術者が問診から施術まですべて担当します。症状の変化を見逃さないためにも、同じ施術者が一貫して関わることを大切にしています。経験の浅いスタッフに当たる心配もありません。
産後1〜3ヶ月が最も多い時期です。ホルモン変化が大きく、育児動作も本格化するこの時期に発症しやすい傾向があります。ただし、授乳期間中は継続的にリスクがあるため、産後6ヶ月以降に発症するケースも少なくありません。
授乳終了とともにホルモンバランスが整い、自然に軽快するケースもあります。しかし、慢性化してしまった場合や、姿勢・骨盤の問題が絡んでいる場合は、授乳をやめても症状が続くことがあります。症状が2週間以上続く場合は、一度専門家に診てもらうことをおすすめします。
ステロイド注射は即効性があり、強い炎症を短期間で鎮めるには有効です。しかし、根本原因を解決するものではなく、繰り返し注射することで腱が弱くなるリスクもあります。まずは原因を特定したうえで、施術での改善を試みることをご検討ください。
もちろんです。当院はお子さま連れのお母さんも多くご来院いただいています。お気軽にお越しください。
手首の痛みを「育児をしている以上仕方がない」と我慢しているお母さんをたくさん診てきました。でも、痛みを我慢しながらの育児はお母さん自身も辛いですし、心の余裕も失われていきます。
産後の腱鞘炎には、ホルモン変化・育児動作・姿勢の乱れという複数の要因が絡み合っています。だからこそ、正確な検査で原因を特定し、体全体にアプローチする治療が必要なのです。湿布を貼って様子を見るだけでは、根本的な解決にはなりません。


大田区で27年目を迎えた当院では、産後のお母さんの腱鞘炎にも豊富な施術実績があります。「どこに行けばいいか分からない」「病院では湿布しかもらえなかった」という方も、ぜひ一度ご相談ください。ひとりで抱え込まないで、気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。

