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【産後の尿漏れ】立ち上がり時や抱っこの時の尿漏れが気になって外出が不安に…
産後から続く尿漏れと骨盤の開きがお悩みで受診された女性(20代/主婦)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
患者は来院時、以下の症状を主に訴えていた。
- 立ち上がり時の尿漏れ(1日3~4回発生)
- 赤ちゃんを抱き上げる際の尿漏れ
- くしゃみや咳をしたときの軽度な尿漏れ
- 骨盤周囲の不安定感と開いている感覚
- 産前のパンツが履けない状態
- 外出時の不安感(尿漏れへの心配)
来院に至るまでの経緯
出産後すぐから、立ち上がる際や赤ちゃんを抱き上げるような動作で尿漏れが発生するようになった。産婦人科での1ヶ月検診の際に相談したところ、「すぐ自然になくなるよ」との説明を受け経過観察となった。しかし、産後2ヶ月を過ぎても尿漏れが治まらず、同時に骨盤の開きも気になり始め、産前の服が着られない状態が続いていた。
尿漏れの心配から外出も不安になっていたところ、友人から「整体で産後骨盤矯正で尿漏れが改善した」という話を聞き、インターネットで検索。 荏原整体院・接骨院の産後骨盤矯正の症例を見て、LINEで予約し来院。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 骨盤前傾角度測定:正常値より15度増加
- 恥骨結合の開き:指2本の分の隙間を確認
- 骨盤底筋の限界力テスト:正常の60%程度
- 腹圧テスト陽性(咳嗽時の尿漏れ確認)
- 股関節の可動域制限:屈曲80度(正常120度)
- 仙腸関節の可動性低下
- 腹直筋離開:臍上部で指3本分の離開
検査結果から、出産時のホルモンの影響により骨盤底筋群の筋力低下と恥骨結合の開きが主な原因と判断。 特に骨盤前傾が強く、これにより骨盤底筋が正常に機能せず、腹圧のかかる動作時に尿漏れが発生していることが確認できた。
施術内容と経過
産後特有の骨盤底筋群の機能回復を最優先として施術プログラムを組み立てた。恥骨結合と仙腸関節の位置調整により、骨盤底筋が正常に働ける環境を整えることから開始。骨盤前傾角度を正常範囲に戻すため、腸腰筋の緊張緩和と大殿筋の筋力向上を図った。
日常生活指導として、正しい抱っこの仕方や立ち上がり動作の指導を実施。自宅でできる骨盤底筋エクササイズとセルフケア方法を説明し、継続的な改善を図った。

産後の尿漏れ症状は以下のように経過しました。
- 初回~6回/週2回の通院
-
初回施術後から立ち上がり時の尿漏れの頻度がやや減少。 4回目終了時には、軽い咳やくしゃみで尿漏れがほぼなくなる。
- 7~10回/週2~1回の通院
-
8回目終了後、立ち上がり時の尿漏れが週に1-2回程度まで改善。 赤ちゃんの抱っこ時の尿漏れもほとんど気にならなくなる。
- 11~14回/1週間に1回の通院
-
12回目終了時には、日常生活での尿漏れがほぼ解消。 産前のパンツもギリギリ履けるようになり、外出時の不安感も大幅に軽減した。
- 15回~/2週間に1回の通院
-
メンテナンスとして通院。患者さん自身も自宅でのセルフケアを継続している。
※当院では診断や医療行為は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません
院長からのコメント
産後の尿漏れは、骨盤底筋群の機能低下と骨盤アライメントの悪化が主な原因となることが多いです。本症例では、産後特有の身体変化に対応した専門的な施術により、根本的な改善を図ることができました。
早期の適切な対応により、症状改善までの期間を短縮でき、患者のQOL向上にも大きく貢献。産後の尿漂れでお悩みの方は、一人で抱え込まず専門的な施術を受けることで、快適な育児生活を取り戻すことが可能です。

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産後の尿漏れでお悩みなら…
産後の尿漏れついて解説しているこちらのページもお読みください。


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