【股関節痛】ゴルフスウィング時の右股関節の痛みから日常生活への痛みまで

ゴルフスウィング時の右股関節の痛みと歩行時の不快感で来院された男性（40代/会社員）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

患者は来院時、以下の症状を主に訴えていた。

来院に至るまでの経緯

約2ヶ月前にゴルフの練習中、フルスウィングした際に右股関節に違和感を感じる。当初は軽微な違和感程度だったが、その後のラウンドで徐々に痛みが増強し、特に股関節を深く曲げる動作やスウィング時に強い痛みが出現するようになる。症状の進行により、日常生活でも歩行時や階段の昇降時に痛みを感じるようになり、長時間の座位から立ち上がる際にも股関節の硬さと痛みが顕著に。

近所の整形外科でレントゲン検査を受けたところ、軽度の関節症変化は認められるものの、明確な器質的異常は指摘されず。湿布と消炎鎮痛剤を処方されたが、症状の改善は見られずゴルフの継続が困難な状態となる。

ゴルフ仲間から整体院で股関節の痛みが改善したという話を聞き、インターネットで当院のホームページを見つけて電話予約にて来院されました。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

検査結果の分析により、繰り返しのゴルフスウィングによる右股関節への過度な負荷と、骨盤アライメントの不均衡が主要な原因と判断。特に右股関節の内旋制限と腸腰筋の短縮が、スウィング時の股関節深屈曲動作において痛みを誘発していると考えらた。

また、骨盤の左傾斜により右股関節への荷重負荷が増大し、歩行時の痛みや違和感を引き起こしていると分析。さらに、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯の過緊張が股関節の可動域制限を助長し、症状の慢性化に関与していると判断した。

施術内容と経過

骨盤アライメントの正常化と右股関節の可動域改善を中心とした施術を実施。

まず骨盤の左傾斜と右前方回旋の改善を図るため、仙腸関節の調整と骨盤周囲筋のバランス調整を行う。併せて、短縮した腸腰筋に対する筋膜リリースと段階的なストレッチを実施し、股関節の屈曲可動域の改善を図る。

また、ゴルフスウィング時の股関節への負担軽減を目的として、正しいスウィング動作の指導と練習前後のウォーミングアップ方法を具体的にアドバイス。症状の軽減後は、再発防止のための股関節可動域維持エクササイズと、自宅でできる腸腰筋ストレッチ方法を指導。

右股関節の痛みと可動域は以下のように経過しました。

※当院では診断や医療行為は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません

院長からのコメント

本症例はゴルフスウィングによる反復負荷が原因で発症した股関節痛でした。骨盤アライメントの改善と股関節可動域の回復により、約3ヶ月で症状の完全改善に至りました。

正しいスウィング動作の習得と定期的なセルフケアの継続により、現在も痛みなくゴルフを楽しまれています。

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