赤ちゃん整体

赤ちゃん整体の症例報告

赤ちゃん整体とは

赤ちゃん整体で扱う症状は、位置的頭蓋変形症を中心とした赤ちゃん特有の体の悩みです。位置的頭蓋変形症とは、胎児期や乳児期に頭蓋へ外圧が加わることで後頭部が平らになったり左右非対称になったりする状態を指します。絶壁頭は後頭部が平らな状態、斜頭症は左右非対称な状態です。

これらに加えて、向き癖はいつも同じ方向ばかり向く習慣のこと。反り返りは抱っこ時などに体が後ろに反る状態を意味します。夜泣きは夜間に繰り返し泣いて起きる状態、うつ伏せができないは腹ばい姿勢を嫌がる状態のことです。これらは単独ではなく複数の症状が関連して現れることが多いのが特徴です。

日本では生後1カ月から7カ月までの正常乳児の75％に位置的頭蓋変形がみられると報告されています。生後4カ月には約20％の赤ちゃんで頭蓋変形を認め、2歳の段階でも約3％の児に頭蓋変形が残っていたという調査結果があります。

仰向け寝の文化が定着している日本では、欧米に比べて頭蓋変形に対する意識が低い傾向にあります。厚生労働省の医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会でも、乳児期の頭蓋変形と神経発達及び運動発達の遅れとの関連が複数報告されており、積極的な治療の必要性が指摘されています。

位置的頭蓋変形を放置すると、そのまま頭の形が固まってしまいます。月齢が進み生後6ヶ月を過ぎると徐々に頭の骨は硬くなります。1歳になる頃には形がほぼ定まってしまうのです。その結果、帽子やメガネをつけにくい頭の形になったり、耳の位置が非対称になったりする可能性があります。さらに深刻な問題として、発達遅滞を生じさせる可能性が報告されています。

斜頭症児を対象にした調査では、精神発達の点で7％に中度の遅れ、3％に重度の遅れがみられました。運動技能発達の点では19％に中度の遅れ、7％に重度の遅れがみられたのです。

また、反り返りを放置すると、運動発達の遅れ、姿勢のクセの固定化、背骨のゆがみ、不安感の増大による夜泣きや不機嫌の原因となります。呼吸が浅くなったりリラックスできない状態が続いたりするため、早めの対処が重要です。

赤ちゃん整体の原因

開院以来、当院には赤ちゃんの頭の形や体の不調でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、赤ちゃんの頭の形や向き癖、反り返り、夜泣きの原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

赤ちゃんの頭の形や体の不調の原因として次のものが挙げられます。

赤ちゃんの頭の形や向き癖、反り返り、夜泣きはこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

産道を通る時や出産時の吸引分娩、鉗子分娩により赤ちゃんの柔らかい頭蓋骨に圧力がかかることで変形が生じます。特に逆子や吸引分娩で生まれた赤ちゃんは絶壁頭になりやすい傾向があります。

胎内での姿勢や多胎妊娠により頭部に圧力がかかり続けることも原因となります。赤ちゃんが同じ方向ばかり向いて寝る習慣により、一定の箇所に持続的な圧力がかかることで頭の形が変形します。

赤ちゃん一人一人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

産婦人科や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。赤ちゃんの頭の形や体の不調でお困りなら、豊富な施術実績を誇る大田区の荏原整体院・接骨院にお任せください。

病院とはここが違います

赤ちゃんの頭の形や体の不調への対応は、次のようなものが一般的です。

経過観察

中等度以上の変形では自然改善しないことが判明しており、放置することで頭の形が固まってしまうだけでなく、発達遅滞のリスクが高まります。対処のタイミングを逃すと治療が困難になります。

体位変換指導

保護者が常に意識して実践する必要があり、育児の負担が増えます。また赤ちゃんは思う通りに動いてくれないため、効果が限定的な場合も多くあります。

タミータイム

赤ちゃんが腹ばい姿勢を嫌がる場合は実施が困難です。また保護者が常に監督する必要があり、目を離すと窒息のリスクがあります。継続的な実施が難しく、効果が出るまで時間がかかります。

ヘルメット治療

費用が約40万円と高額で保険適用外のため経済的負担が大きくなります。生後6ヶ月以降は効果が得られにくくなるため開始時期が限定的です。6ヶ月〜1年という長期間の装着が必要で、赤ちゃんと保護者の負担が大きくなります。定期的な通院と調整が必要で、皮膚トラブルが起こる可能性もあります。

赤ちゃんの頭の形やお悩みを改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの赤ちゃんの症状の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな赤ちゃんの体の不調の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

赤ちゃんの柔らかい体に配慮した優しい手技で、頭蓋骨や体全体のバランスを整えていきます。向き癖や体の緊張を改善することで、頭の形の改善をサポートします。

赤ちゃんの頭の形や体の不調でお困りなら、ぜひ当院にご相談ください。

赤ちゃん整体のQ＆A

赤ちゃんの頭の形は自然に治りますか？

軽度の変形は成長とともに目立たなくなることもありますが、中等度以上の変形では自然改善しないことが判明しています。生後6ヶ月を過ぎると頭の骨が硬くなり始め、1歳頃には形がほぼ固まってしまいます。早期に適切な対処を行うことで改善の可能性が高まります。

向き癖のある赤ちゃんがやってはいけないことは？

同じ方向ばかり向かせ続けることや、無理に首を反対方向に向けさせることは避けましょう。強引な対処は赤ちゃんにストレスを与え逆効果です。またうつぶせ寝は乳幼児突然死症候群のリスクがあるため絶対に避けてください。優しく体位を変えながら少しずつ改善を図ることが大切です。

ヘルメット治療は必ず必要ですか？

すべての赤ちゃんにヘルメット治療が必要なわけではありません。体位変換やタミータイムなどの理学療法で改善する軽度の変形もあります。中等度以上の変形や理学療法で効果が見られない場合にヘルメット治療が検討されます。専門医の診察を受けて適切な判断を仰ぐことをお勧めします。

反り返りはいつまで続きますか？

反り返りは首がすわり始める生後3〜4ヶ月頃から見られることが多く、適切なケアを行えば生後6〜8ヶ月頃までに落ち着くことが一般的です。ただし放置すると体の緊張パターンが固定化し長期化する可能性があります。早めに専門家に相談し適切な対処を行うことが重要です。

夜泣きはいつ頃から始まりいつ終わりますか？

夜泣きは生後3〜4ヶ月頃から始まることが多く、生後8〜10ヶ月頃にピークを迎えます。多くの赤ちゃんは1歳〜1歳半頃までに自然に落ち着きますが、体の緊張や向き癖、反り返りなどが原因の場合は長引くことがあります。根本原因にアプローチすることで改善が早まる場合があります。

うつ伏せができないと発達に影響がありますか？

うつ伏せ姿勢は首や背中、肩の筋肉を鍛え、寝返りやハイハイなどの運動発達の基礎となる重要な姿勢です。うつ伏せを嫌がり続けると筋力発達が遅れたり運動発達のマイルストーンに遅れが出たりする可能性があります。無理強いせず楽しくタミータイムができるよう工夫することが大切です。

頭蓋骨縫合早期癒合症と位置的頭蓋変形症の違いは？

頭蓋骨縫合早期癒合症は頭蓋骨のつなぎ目が早期に癒合してしまう病気で、脳の発育に影響を及ぼす可能性があるため早期の手術が必要です。位置的頭蓋変形症は外圧によって生じる変形で、脳への影響はなく見た目の問題が中心です。専門医による診察で鑑別することが非常に重要です。

何ヶ月までに治療を始めるべきですか？

頭の形の治療は生後2〜6ヶ月頃に開始するのが最も効果的とされています。生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨が硬くなり始め、治療効果が得られにくくなります。向き癖や反り返り、夜泣きなども早期に対処することで改善が早まります。気になる症状があれば早めに相談することをお勧めします。

整体で赤ちゃんの頭の形は改善しますか？

当院の赤ちゃん整体では、頭蓋骨や体全体のバランスを優しい手技で整えることで、向き癖や体の緊張を改善し、頭の形の改善をサポートします。

赤ちゃんの頭の形や体の不調で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の赤ちゃん整体への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの親御様が治療後、驚くほど赤ちゃんの様子が良くなったと実感されています。

赤ちゃんの頭の形や体の不調は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたと赤ちゃんの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。