頚肩腕症候群

頚肩腕症候群とは

頚肩腕症候群とは、首・肩・腕にかけて痛みやしびれ、こり、だるさなどの不快な症状が現れる状態の総称です。単なる肩こりとは異なり、首から腕にかけて広範囲に症状が出るのが特徴です。首や肩の筋肉のこり、前腕の重だるさ、首のこわばりや可動性低下、腕の可動範囲の狭小化などが主な症状として挙げられます。

調査によると、頚肩腕症候群を含む肩こりや首の痛みを訴える人は日本の成人の約70%に上るとされています。特にデスクワークやパソコン作業が多い20代後半から50代の働き盛りの年齢層に多く見られます。

男女比では女性が約70%、男性が約30%と女性に多い傾向があります。特に長時間のデスクワークやパソコン作業を行うオフィスワーカー、スマートフォンの使用頻度が高い若年層、同じ姿勢での作業が多い製造業従事者、育児や家事で同じ姿勢を続ける主婦などがなりやすい傾向にあります。

頚肩腕症候群を放置すると、症状は徐々に悪化していきます。初期は一時的な痛みやしびれだったものが、慢性化して日常生活に大きな支障をきたすようになります。

痛みやしびれが強くなり、腕を上げる動作や物を持ち上げる動作が困難になることもあります。指先の感覚異常により、キーボード操作やスマホの操作など細かい作業の精度が低下し、仕事のパフォーマンスに影響が出ることも少なくありません。

頚肩腕症候群の原因

開院以来、当院には頚肩腕症候群でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、頚肩腕症候群の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

頚肩腕症候群の原因として次のものが挙げられます。

頚肩腕症候群はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

そして、首や肩に不調を感じて来院される方の中には、首や肩自体に問題がないケースも多く見受けられます。実際には、体の別の部位に原因が潜んでいることもあるため、全身の状態を丁寧にチェックし正確に見極めることが大切です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、頚肩腕症候群の根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

頚肩腕症候群への対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬物療法は一時的な対症療法にすぎず、根本的な原因解決にはなりません。長期使用による副作用（胃腸障害、肝機能障害など）のリスクがあります。

物理療法

効果は一時的で、継続的な通院が必要です。症状によっては効果が限定的な場合もあります。また、単に温めるだけでは筋肉の緊張が根本的に解消されず、症状が繰り返し再発することがあります。

リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。一般的な病院では画一的なプログラムが提供されることが多く、個人の症状に合わない場合があります。

ブロック療法

注射による痛みや感染リスクがあります。効果は一時的で、根本的な解決にはならないことが多いです。また、頻繁に注射を行うことで組織へのダメージが蓄積する可能性もあります。

頚肩腕症候群を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの頚肩腕症候群の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな頚肩腕症候群の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

頚肩腕症候群のQ＆A

頚肩腕症候群は自然に治りますか？

頚肩腕症候群は放置していても自然に治ることは少なく、むしろ悪化することが多いです。症状は慢性化し、神経障害が固定化する恐れがあるので、早期に適切な治療を受けることが重要です。

頚肩腕症候群の人がやってはいけないことは？

長時間同じ姿勢を続けること、特に前かがみやうつむいた姿勢は避けるべきです。また、無理な重量物の持ち上げや、症状を悪化させるような激しい運動も控えた方が良いでしょう。

頚肩腕症候群と単なる肩こりの違いは何ですか？

肩こりは肩周辺の筋肉の疲労や緊張による症状ですが、頚肩腕症候群はより広範囲で、首から肩、腕にかけての痛み、しびれ、だるさなどを含む症状の総称です。また、頚肩腕症候群では腕のしびれや手の感覚異常など、神経症状を伴うことが特徴的です。

頚肩腕症候群で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の頚肩腕症候群への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みやしびれが驚くほど軽減し首や肩周りの動きが良くなったと実感されています。

頚肩腕症候群は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。