膝の痛み

膝の痛みとは

膝の痛みとは、大腿骨と脛骨、膝蓋骨で構成される膝関節とその周辺組織に生じる痛みや不快感のことです。日常生活での動作（歩行、立ち上がり、階段の昇降など）で痛みを感じることが多く、関節の腫れや熱感、動きの制限を伴うこともあります。

変形性膝関節症は膝の痛みの主な原因の一つで、特に中高年以降の女性に多く見られます。加齢とともに発症率が高まり、閉経後の女性に特に多い傾向があります。日本では、X線検査で変形性膝関節症の所見がある人は約2,500万人、そのうち症状がある人は約800万人と推定されています。

年齢層としては50歳以上で増加し始め、70歳以上では約80%に何らかの変形が見られるというデータもあります。職業では、長時間の立ち仕事や重労働、膝を酷使するスポーツ選手などがなりやすい傾向にあります。

初期では違和感や軽い痛みだけですが、そのまま放置すると中期に移行し、膝の曲げ伸ばしが制限され正座やしゃがみ込みが困難になります。階段の昇降が辛くなり、特に下りで強い痛みを感じるようになります。

さらに進行すると末期となり、常に痛みを感じ日常生活全般に支障をきたします。また、O脚などの変形が目立つようになり、見た目の変化も気になるようになります。痛みを避けるために不自然な歩き方をするようになると、反対側の膝や腰、股関節にも負担がかかり、新たな痛みを引き起こす原因となることもあります。

膝の痛みの原因

開院以来、当院には膝の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、膝の痛みの原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

膝の痛みの原因として次のものが挙げられます。

これらの原因が複雑に絡み合って膝の痛みを引き起こすことが多く、一人ひとりの原因が異なるため、改善には専門的な検査と適切な治療が重要になります。

原因のわからない膝の痛みでお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、膝の痛みの根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

膝の痛みへの対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

NSAIDs（非ステロイド性抗炎症薬）を長期使用すると、胃腸への負担が大きく、胃痛や胃潰瘍、胃出血といった副作用を引き起こす可能性があります。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は効果が一時的で、長期的な効果は期待できません。繰り返し使用することで効果が減弱する傾向にあり、ヒアルロン酸に対して耐性を持つことで効果が減少することもあります。

装具療法

長期間使用すると、膝周囲の筋肉が衰えてしまうリスクがあります。サポーターに依存することで、本来膝を支えるべき筋肉の機能が低下し、かえって膝の状態を悪化させる可能性があります。

理学療法

膝に痛みや腫れがある状態で運動すると、症状が悪化したり慢性化したりする可能性があります。適切な指導なしに行うと誤った方法で行ってしまい、かえって膝への負担が増すことがあります。

膝の痛みを改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの膝の痛みの原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな膝の痛みの原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

膝の痛みを繰り返しどこに行って良いかわからない方、痛み止めの薬に頼りたくない方も諦めずにぜひご相談ください。

膝の痛みのQ＆A

膝の痛みは自然に治りますか？

軽度の膝の痛みであれば、適切な休息や生活習慣の改善で自然に治ることもあります。しかし変形性膝関節症など進行性の疾患の場合は、適切な治療を受けなければ自然治癒は難しいでしょう。

膝の痛みがある人がやってはいけないことは？

痛みを感じる動作や無理な運動は避けるべきです。特に関節内の炎症がある場合、無理に動かすと症状が悪化する恐れがあります。また、長時間の正座や重い物の持ち運び、膝に負担のかかるスポーツも控えましょう。

変形性膝関節症と大腿骨顆部骨壊死の違いは？

変形性膝関節症は軟骨の摩耗が主な原因で、動作時に痛みが強まります。一方、大腿骨顆部骨壊死は骨組織自体が壊死する疾患で、夜間や安静時にも強い痛みがあるのが特徴です。

膝の痛みに効く市販薬はありますか？

一時的な痛みの緩和には消炎鎮痛剤が効果的なこともありますが、根本的な解決にはなりません。グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントも販売されていますが、科学的な有効性は限定的です。

膝の痛みと睡眠の質には関係がありますか？

はい、関係があります。膝の痛みが強いと寝返りが打ちにくくなったり、夜間痛で睡眠が妨げられたりします。また、研究によると患者の膝の痛みは配偶者の睡眠の質にも影響することが分かっています。

膝の痛みで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の膝の痛みへの専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し膝の動きが良くなったたと実感されています。

膝の痛みは早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。