腰椎分離症

腰椎分離症とは

腰椎分離症は、腰椎の一部である「椎弓」と呼ばれる部分に疲労骨折が生じる状態です。主に腰を反らせたり捻ったりする動作を繰り返すことで発症します。特にスポーツ活動中の若年層に多く見られる症状です。骨折部分が治癒せずに「偽関節」となることで、慢性的な腰痛や神経症状を引き起こすことがあります。

成長期の10代から20代の若者に多く見られ、特に野球、サッカー、バレーボール、体操などの競技者に発症しやすいとされています。腰椎分離症は男性に多い傾向があり、女性よりも2〜3倍の発症率と言われています。

腰椎分離症を放置すると、症状が徐々に悪化し日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。初期は運動時のみの痛みでも、次第に安静時にも痛みを感じるようになり、長時間の座位や立位が困難になることもあります。

さらに深刻なケースでは、分離部が不安定になり「腰椎すべり症」へと進行することがあります。これにより脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されて足のしびれや痛み、筋力低下などの神経症状が現れることも。最悪の場合、排尿・排便障害などの機能障害を引き起こす可能性もあります。

腰椎分離症の原因

開院以来、当院には腰椎分離症でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、腰椎分離症の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

腰椎分離症の原因として次のものが挙げられます。

腰椎分離症はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

この複数の原因が引き金となり、腰椎の椎弓部に繰り返しの負荷がかかることで疲労骨折が発生します。骨折部位が適切に治癒せずに偽関節となると、慢性的な腰痛の原因となります。また、分離部の不安定性により周囲の筋肉が過緊張状態となり、さらに症状を悪化させる悪循環に陥ることもあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。腰椎分離症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腰椎分離症への対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な対症療法に過ぎず、根本的な解決にはなりません。また、長期使用による胃腸障害などの副作用リスクがあります。若年者では薬物療法への依存が懸念されるため、使用には注意が必要です。さらに、痛みが抑えられることで無理な活動を行い、症状を悪化させるリスクもあります。

コルセット着用

長期間の使用で腰部周囲の筋力が低下し、依存性が生じることがあります。また、日常生活での不便さや装着感の悪さから継続が困難なケースも多いです。

注射療法

効果は一時的（1〜2ヶ月程度）で、再発することが多いです。また、注射回数や期間に制限があります。注射部位の感染リスクや、ステロイドの長期使用による組織の脆弱化などの副作用も懸念されます。さらに、痛みを一時的に抑えることで過度な活動を行い、症状を悪化させる可能性もあります。

物理療法

その場しのぎの効果が多く、根本的な改善には至らないことが多いです。また、施設に通い続ける必要があり、時間的・経済的負担が大きくなります。さらに、電気療法などは一部の患者さんには効果が実感しにくいこともあります。

腰椎分離症を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの腰椎分離症の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな腰椎分離症の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

腰椎分離症で悩み様々な治療を試しても改善しなかった方、手術を勧められている方も、まずは当院の施術をお試しください。

腰椎分離症のQ＆A

腰椎分離症は自然に治りますか？

成長期の早期発見であれば、適切な休息とコルセット着用で自然治癒する可能性があります。しかし、成人や慢性化したケースでは完全な自然治癒は難しく、症状の管理と再発防止が治療の中心となります。

腰椎分離症の人がやってはいけないことは？

腰を強く反らせる動作や捻る動作、重い物の持ち上げ、長時間の同一姿勢の維持は避けるべきです。特に急性期には、スポーツ活動の中断や腰に負担のかかる動作の制限が必要です。

腰椎分離症と腰椎すべり症の違いは？

横になって安静にすること、深呼吸をすること、水を少量ずつ飲むことが効果的なことがあります。また、市販の吐き気止めの薬を使用する方法もありますが、症状が強い場合は医療機関で制吐剤の処方を受けることをお勧めします。

コルセットは必ず必要ですか？

急性期には腰椎の安定と骨折部位の治癒促進のためにコルセット着用が推奨されます。ただし、長期間の使用は筋力低下を招くため、症状に合わせた適切な期間の使用が重要です。

腰椎分離症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の腰椎分離症への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みやしびれが驚くほど軽減したと実感されています。

腰椎分離症は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。