メニエール病

メニエール病とは

メニエール病とは、内耳の中にあるリンパ液が過剰に溜まる「内リンパ水腫」という状態になることで起こる病気です。突然の激しい回転性めまいや難聴、耳鳴り、耳の詰まり感などの症状が繰り返し現れるのが特徴で、発作は数分から数時間続き不定期に繰り返します。

厚生労働省調査研究班によると、日本におけるメニエール病の推定患者数は約4.5万人～6万人と報告されています。平均発症年齢は30代～50代の勤労世代が64.8%を占め、女性が男性の約1.6倍多く発症します。

几帳面で神経質な性格の人の発症が多いという統計があり、多忙な職業に就く人、事務職、教師・保育士、営業職、SE・プログラマなどストレスの多い職業の人に多く見られます。発作と発作の間は症状がおさまることが多いですが、繰り返すうちに聴力が徐々に低下していく可能性があります。

メニエール病を放置すると、症状が悪化し生活の質が大きく低下する可能性があります。初期段階ではめまいや耳鳴りが一時的であっても、放置することで頻度が増し、症状の強度も増していきます。これにより日常生活や仕事に大きな支障をきたし、会議中や外出先での突然の発作により社会的信頼を失うリスクもあります。

最も深刻なのは聴力への影響で、一時的な難聴から恒久的な聴力低下へと移行することがあります。特に低音域の音が聞こえにくくなり、発作を繰り返すうちに中音域から高音域へと障害が拡大し、最終的には全音域の障害へと規則的に進行するのが通例です。

数年後には完全に聴力を失うリスクもあり、早期治療が極めて重要です。また、運転や高所での作業など、安全性に関わる活動にも制限が生じ、職業選択の幅が狭まる可能性もあります。

メニエール病の原因

開院以来、当院にはメニエール病でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、メニエール病の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

メニエール病の原因として次のものが挙げられます。

メニエール病はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

現代社会の多忙な生活環境や精神的プレッシャーが発症に大きく関与しており、特に責任感が強く几帳面な性格の人ほど発症しやすい傾向があります。また、首や肩の筋肉の緊張が血流を阻害し、内耳の機能低下につながることもあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったメニエール病でお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、メニエール病の根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

メニエール病への対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治癒は期待できず、症状の抑制にとどまることが多いです。長期服用による副作用のリスクがあり、薬物依存の可能性もあります。また、個人差により効果が不安定で、完全な発作の予防は困難な場合が多いです。

外科手術

手術には感染症や聴力低下などのリスクが伴います。特に前庭神経切除術では永続的な聴力障害の可能性があり、手術後も完全な症状改善が保証されるわけではありません。また、手術費用や入院期間の負担も大きいです。

生活指導

効果が現れるまでに時間がかかり、患者の強い意志と継続的な努力が必要です。現代社会では完全なストレス除去は困難で、仕事や家庭環境の制約により理想的な生活習慣の実現が難しい場合が多いです。

メニエール病を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたのメニエール病の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちなメニエール病の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

メニエール病によって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

メニエール病のQ＆A

メニエール病は自然に治りますか？

早期であれば自然軽快することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると症状が悪化し、聴力低下が進行する可能性があります。

メニエール病の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、睡眠不足、塩分の過剰摂取、激しい運動、高所での作業は避けましょう。発作中の車の運転も危険です。

メニエール病と単なるめまいの違いは何ですか？

メニエール病は回転性めまいに加えて耳鳴りや難聴、耳の詰まり感を伴い、発作が繰り返し起こるのが特徴です。

難聴は元に戻りますか？

早期治療で改善することもありますが、放置や重症化で難聴が残る場合もあります。発作を繰り返すほど固定化するリスクが高まります。

発作はどのくらいの頻度で起こりますか？

個人差が大きく、週1回から年1回まで様々です。ストレスや体調により頻度が変わることが多いです。

ストレスとメニエール病の関係は？

ストレスは最大の誘因の一つです。精神的・肉体的ストレスが内リンパ液の増加を引き起こし、発作の引き金となります。

運動はしても大丈夫ですか？

適度な有酸素運動は推奨されますが、激しい運動や頭を大きく動かす運動は発作を誘発する可能性があります。

仕事を続けることはできますか？

適切な治療により多くの方が仕事を続けられます。職場の理解を得て、ストレス管理を行うことが重要です。

車の運転はできますか？

発作の頻度や重症度により判断が必要です。発作中や発作の可能性がある時は運転を避けてください。

メニエール病で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のメニエール病への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、めまいが驚くほど軽減し日常生活が楽になったと実感されています。

メニエール病は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、症状からの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。