腱板損傷

腱板損傷とは

腱板損傷とは、肩関節を安定させる4つの筋肉の腱が部分的または完全に切れてしまった状態です。これらの筋肉は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋と呼ばれ、肩のインナーマッスルとも言われています。

肩甲骨と上腕骨をつなぐ重要な役割を果たしており、腱板が損傷すると肩の動きが制限されます。特に腕を上げる動作で強い痛みを感じるようになり、日常生活に大きな支障をきたします。

東北大学の調査によると、日本国内の腱板断裂患者数は推定約600万人とされています。しかし実際に治療を受けた患者は約6万人に過ぎず、多くの方が適切な診断や治療を受けていない現状があります。50代男性の4人に1人が発症し、加齢とともに患者数は増加する傾向にあり、腱板損傷のお悩みで当院に来院される方も多いです。

腱板損傷を放置すると、断裂部分が徐々に拡大し症状が悪化します。血流の乏しい組織のため自然治癒は期待できません。

放置により肩関節の機能が著しく低下し、最悪の場合は腱板断裂後関節症という状態に進行します。この状態になると肩が全く上がらない偽性肩麻痺や変形性関節症を引き起こす可能性があります。

日常生活での動作が困難になり、慢性的な痛みと機能障害に悩まされることになります。早期の適切な治療が何より重要です。

腱板損傷の原因

開院以来、当院には腱板損傷でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、腱板損傷の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

腱板損傷の原因として次のものが挙げられます。

腱板損傷はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

多くの場合は様々な要因により肩関節の安定性が失われ、腱板に過度な負荷がかかることで損傷が起こります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかった腱板損傷でお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、腱板損傷の根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

腱板損傷への対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく一時的な症状緩和に留まり、長期使用により胃腸障害などの副作用リスクがあります。

注射療法

効果が一時的で繰り返し施行が必要となり、感染リスクや組織の脆弱化の可能性があります。

理学療法

継続的な通院が必要で効果が現れるまで時間がかかり、適切な指導がないと症状悪化のリスクがあります。

手術療法

身体への負担が大きく、術後のリハビリテーションが長期間必要で、完全な機能回復が保証されません。

腱板損傷を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの腱板損傷の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな腱板損傷の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

腱板損傷によって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

腱板損傷のQ＆A

腱板損傷は自然に治りますか？

腱板は血流が乏しい組織のため自然治癒は期待できません。放置すると断裂が拡大し症状が悪化するため、適切な治療が必要です。

腱板損傷の人がやってはいけないことは？

頭上への重い物の持ち上げ、急激な肩の動作、痛む肩を下にした横向き寝、無理な運動は症状を悪化させるため避けてください。

腱板損傷と五十肩の違いは何ですか？

腱板損傷は腱の断裂による痛みで関節の固さは少なく、五十肩は関節包の炎症による痛みと著明な関節の固さが特徴です。

手術をしないと治らないのでしょうか？

軽度の損傷であれば保存療法で改善可能です。ただし断裂が大きい場合や保存療法で改善しない場合は手術が必要になることがあります。

リハビリはどのくらいの期間必要ですか？

症状の程度により異なりますが、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度の継続的なリハビリテーションが必要とされています。

腱板損傷は再発しやすいのでしょうか？

適切な治療とリハビリを行えば再発リスクは低くなりますが、根本原因を改善しないと再発の可能性があります。

日常生活で気をつけることはありますか？

重い物を持つ際は両手で持つ、急激な動作を避ける、良い姿勢を保つ、適度な運動で筋力を維持することが大切です。

腱板損傷の痛みはいつまで続きますか？

適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で痛みは軽減しますが、放置すると慢性化し長期間続く可能性があります。

腱板損傷は完治するのでしょうか？

早期の適切な治療により多くの場合改善しますが、完全な機能回復には個人差があり、根本的な原因改善が重要です。

腱板損傷で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の腱板損傷への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し肩関節の動きが良くなったと実感されています。

腱板損傷は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。