肩の痛み

肩の痛みとは

肩の痛みとは、肩関節やその周辺の筋肉、腱、靭帯などに生じる痛みや不快感のことです。単純な筋肉疲労による肩こりから、四十肩・五十肩（肩関節周囲炎）、腱板断裂などの構造的な問題まで幅広い症状を含みます。痛みの程度は軽い違和感から日常生活に支障をきたす激痛まで様々で、首や腕、背中などの他の部位にも痛みが広がることがあります。

肩の痛みは非常に一般的な症状で、特に40歳以降の中高年層に多く見られます。四十肩・五十肩だけでも、40歳以上の約2-5%が発症するとされており、女性の方が男性よりもやや多い傾向があります。

また、デスクワーカー、美容師、介護職員、建設作業員など、肩を酷使する職業の方に特に多く発症します。現代社会ではパソコンやスマートフォンの普及により、若い世代でも肩の痛みを訴える人が増加傾向にあり、肩の痛みのお悩みで当院に来院される方も多いです。

肩の痛みを放置すると、症状は徐々に悪化し、最初は軽い違和感程度だったものが慢性的な激痛へと変化していきます。痛みをかばうことで姿勢が悪化し、猫背やストレートネックを引き起こし、さらに肩への負担が増加する悪循環に陥ります。

夜間痛により睡眠の質が低下し、日中の集中力や作業効率に大きな影響を与えることになります。痛みが慢性化すると、肩関節の可動域が著しく制限され、髪を洗う、服を着る、洗濯物を干すといった基本的な日常動作すら困難になります。

最悪の場合、肩関節の機能が完全に失われ、日常生活の基本的な動作すら困難になり、介護が必要な状態に至る可能性もあります。

肩の痛みの原因

開院以来、当院には肩の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、肩の痛みの原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

肩の痛みの原因として次のものが挙げられます。

肩の痛みはこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

多くの場合は様々な要因により肩関節や肩甲骨周辺にズレや捻じれが生じ、筋肉や神経に影響を与えて肩の痛みが起こります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかった肩の痛みでお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、肩の痛みの根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

肩の痛みへの対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、一時的な症状緩和に留まることが多く、長期使用による胃腸障害などの副作用のリスクがあります。また、肩の痛みの原因が筋肉の拘縮や癒着の場合、薬物では十分な効果が得られないことがあります。

ヒアルロン酸注射

効果に個人差があり、注射による一時的な痛みや感染リスクがあります。また、根本的な改善ではなく対症療法的な側面が強く、継続的な治療が必要になることが多いです。

理学療法・リハビリテーション

改善まで長期間を要し、継続的な通院が必要です。また、適切な負荷調整ができていない場合、症状が悪化するリスクもあり、専門的な指導が不可欠です。

手術療法

身体への侵襲が大きく、術後の回復期間が長期に及びます。また、手術による合併症のリスクや、期待した効果が得られない可能性もあります。

肩の痛みを改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの肩の痛みの原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな肩の痛みの原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

肩の痛みによって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

肩の痛みのQ＆A

肩の痛みは自然に治りますか？

軽度の筋肉疲労による痛みは自然治癒することもありますが、四十肩・五十肩や腱板損傷などは適切な治療が必要です。放置すると症状が悪化し、可動域制限が進行する可能性があります。

肩の痛みの人がやってはいけないことは？

無理な動作や重いものを持つこと、痛みを我慢して動かし続けることは避けるべきです。適切な安静と治療が重要で、自己判断での無理な運動は症状を悪化させる可能性があります。

四十肩と五十肩の違いは何ですか？

基本的に同じ疾患で、発症年齢による呼び方の違いです。40代で発症すれば四十肩、50代なら五十肩と呼ばれますが、医学的には肩関節周囲炎という同じ病気です。

肩の痛みはどのくらいで治りますか？

原因や症状の程度により異なりますが、適切な治療を受ければ数週間から数ヶ月で改善することが多いです。当院では検査により原因を特定し、最短での改善を目指します。

痛み止めが効かないのはなぜですか？

肩の痛みの原因が炎症だけでなく、筋肉の拘縮や癒着による場合、痛み止めだけでは十分な効果が得られません。根本原因へのアプローチが必要です。

夜間痛を和らげる方法はありますか？

適切な寝姿勢の確保、患部の安静、温熱療法などが有効ですが、根本的な治療が最も重要です。当院では夜間痛の原因も含めて総合的に治療します。

肩の痛みで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の肩の痛みへの専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し肩関節の動きが良くなったと実感されています。

肩の痛みは早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。