むち打ち症

むち打ち症とは

むち打ち症は、正式には「頚椎捻挫」や「外傷性頚部症候群」と呼ばれる症状です。交通事故やスポーツ事故などで強い衝撃を受けた際に、頭が鞭のように前後に激しく揺さぶられることで発症します。

首の筋肉や靭帯、神経などが損傷して起こる症状で、首の痛みだけでなく、頭痛、めまい、手足のしびれなど様々な症状が現れるのが特徴です。事故直後ではなく数日後から症状が出ることが多く、画像検査では異常が見つからないことも少なくありません。

現在、日本にはむち打ち症患者が20～30万人いるとされており、交通事故による外傷の中でも特に多い症状となっています。年齢層としては車を運転する機会の多い20代から50代の働き盛りの世代に多く見られ、特に営業職やドライバーなど車での移動が多い職業の方に発症しやすい傾向があります。

むち打ち症を適切に治療せずに放置すると、症状が慢性化し、長期間にわたって首の痛みや頭痛に悩まされることになります。最初は軽い痛みだったものが、徐々に悪化して日常生活に支障をきたすようになり、仕事や家事に集中できなくなってしまいます。

さらに深刻なケースでは、6ヶ月以上症状が続いて後遺障害として認定される可能性もあります。また、発症時は軽症であっても、数十年後に急に症状が悪化するケースもあり、加齢による他の症状と重なって、より複雑な問題に発展する恐れがあります。痛みが続くことで精神的なストレスも蓄積し、うつ症状や不安障害を引き起こすこともあります。

むち打ち症の原因

開院以来、当院にはむち打ち症でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、むち打ち症の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

むち打ち症の原因として次のものが挙げられます。

むち打ち症はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

発生機序は完全には解明されていませんが、強い衝撃により頭部が急激に揺さぶられることで、頸椎周囲の筋肉や靭帯の断裂、神経や血管の損傷が起こることが原因とされています。事故の衝撃の大きさや方向、個人の体格や筋力などにより症状の程度は大きく異なります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったむち打ち症でお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、むち打ち症の根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

むち打ち症への対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛み止めは一時的な効果にとどまることが多く、根本的な改善には至りません。長期服用による副作用のリスクもあり、薬に依存してしまう可能性があります。

物理療法

施術時間が限られており、個別の症状に対する十分な対応が困難な場合があります。一時的な緩和効果はあるものの、根本的な治療とは言えません。

装具療法

長期使用により首周りの筋力低下や装具への依存が生じるリスクがあります。適切な使用期間を守らないと、かえって回復を遅らせる可能性があります。

リハビリテーション

慰安的なマッサージになることが多く、根本的な原因にアプローチできていない場合があります。画一的な治療になりがちで、個人の症状に合わせた細かな調整が困難です。

むち打ち症を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたのむち打ち症の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちなむち打ち症の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

むち打ち症によって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

むち打ち症のQ＆A

むち打ち症は自然に治りますか？

軽度の場合は自然治癒することもありますが、適切な治療を受けることで回復期間を短縮し、後遺症のリスクを減らすことができます。放置すると症状が慢性化する可能性があるため、早期の治療をお勧めします。

むち打ち症の人がやってはいけないことは？

急性期の激しい運動や無理なマッサージは避けるべきです。また、症状を我慢して無理に動かすことも悪化の原因となります。適切な安静と段階的な回復が重要です。

事故直後は大丈夫だったのに後から痛くなるのはなぜ？

事故直後は興奮状態で痛みを感じにくく、炎症や筋肉の緊張が時間をかけて現れるため、数日後に症状が出ることが一般的です。これはむち打ち症の特徴的な症状の現れ方です。

どのくらいの期間で治りますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら数週間、重度の場合は数ヶ月から半年程度かかることがあります。適切な治療を受けることで回復期間を短縮できます。

後遺症が残る可能性はありますか？

適切な治療を受けないと後遺症が残る可能性があります。早期の適切な治療が後遺症予防の鍵となりますので、症状が軽いうちに専門的な治療を受けることが大切です。

整形外科と整骨院どちらに行けばいいですか？

まず整形外科で診断を受け、その後症状に応じて整骨院での治療を検討することをお勧めします。当院では医療機関との連携も行っております。

むち打ち症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のむち打ち症への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し首の動きが良くなったと実感されています。

むち打ち症は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。