【産後の骨盤の開き/腰痛/恥骨痛】授乳や抱っこで腰が痛い…歩くと恥骨も痛くて外出したくない

産後の骨盤の開きと腰痛や恥骨痛がお悩みで来院された女性(30代/主婦/大田区多摩川在住)の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

患者は来院時、以下の症状を主に訴えていた。

来院に至るまでの経緯

出産直後から腰部と恥骨周辺に違和感があったが、産後の一般的な症状だろうと考え様子を見ていた。しかし産後1ヶ月が経過しても痛みは軽減せず、ベッドからの起き上がりや寝返り、トイレでの立ち座りのたびに恥骨に鋭い痛みが走るようになった。​歩行時も骨盤が左右にグラグラする感覚があり、無意識にがに股で歩くようになっていた。​

産婦人科に相談したが、「産後3〜6ヶ月で自然に戻る人が多い」と経過観察を勧められた。しかし毎日の育児で痛みは増すばかりで、このまま半年も待てないと感じた。夜間も痛みで眠りが浅く、育児疲労も重なり心身ともに限界を感じていた。​

そんな時、インターネットで「産後の恥骨痛」「骨盤矯正」と検索したところ、荏原整体院・接骨院のホームページで自分と全く同じ症状で改善した症例報告を見つけた。「産後2ヶ月からでも改善できる」「育児動作の負担を軽減する施術」という説明に希望を感じ、すぐに電話で予約を取り来院を決めた。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

出産と育児動作によりリラキシンホルモンの影響が続き、骨盤周辺の靱帯や筋肉の機能低下、骨盤アライメントの乱れが固定化。とくに恥骨結合への持続的負担・骨盤底筋の弛みといった複合要因が、慢性的な痛みや姿勢異常を引き起こしていた。がに股歩行もこれに伴う二次変化と考えられた。

施術内容と経過

産後特有の骨盤の開きと恥骨痛に対して、多角的なアプローチで根本改善を目指した。施術の中心として、骨盤と恥骨結合部の細かな調整を行い、骨盤アライメントを正常な位置へと導いた。開いた骨盤の左右バランスや前傾を段階的に補正し、仙腸関節の可動性も回復させることで、骨盤全体の安定化を図った。

さらに妊娠出産で機能低下していた骨盤底筋群と深層腹筋の再教育を実施し、骨盤を内側から支える力を取り戻した。また、施術効果を持続させるため、日常生活での動作指導を徹底。正しい抱っこや授乳時の姿勢など、育児中に繰り返す動作を痛みなく行える方法を具体的に指導した。

産後の骨盤の開きと腰痛や恥骨痛は以下のように経過した。

担当者からのコメント

産後の骨盤の開きや恥骨痛は、構造的アプローチと骨盤底筋トレーニング、育児姿勢の見直しを組み合わせることで根本改善が可能です。単なる矯正だけではなく、全身のバランス再建やセルフケア指導が再発防止につながります。「自然に治る」と思い込まず、専門的サポートを受けることをおすすめします。

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