
院長:別所お気軽にご相談ください!
こんにちは、荏原整体院・接骨院です。腰椎椎間板ヘルニアと診断されて不安な日々を過ごしていませんか。医師から手術の可能性を示唆されたけれど、本当に自分は手術が必要なのか迷っている方も多いのではないでしょうか。


当院には開院以来、椎間板ヘルニアによる痛みやしびれでお困りの方が数多く来院されています。保存療法を続けているけれど改善が見られない、痛みで仕事や日常生活に支障が出ている、手術を勧められたけれど迷っているという相談を日々受けています。


手術が必要かどうかの判断基準を知ることで、今後の治療の選択に役立ててほしい
腰椎椎間板ヘルニアの治療において手術が検討されるのは、保存療法で十分な効果が得られない場合や、神経障害が進行しているケースです。ただし手術はあくまで最終手段であり、多くの場合は保存療法で改善が期待できることを知っておいていただきたいと思います。
手術適応となる主な条件は、強い下肢の筋力低下が進行している場合です。足首や足の指が動かしにくくなる、階段の上り下りで足が上がらない、つまずきやすくなったなどの症状が見られる際には、神経の圧迫が深刻化している可能性があります。このような状態を放置すると神経の損傷が不可逆的になることがあるため、早期の手術が推奨されることがあります。
さらに深刻なのが馬尾症候群と呼ばれる状態です。排尿や排便のコントロールができなくなる、会陰部の感覚が鈍くなるといった症状が現れた場合は緊急手術の対象となります。馬尾症候群は脊髄の最下部にある神経の束が圧迫されることで生じる重篤な状態で、放置すると永続的な障害が残る可能性が高いからです。
一般的に腰椎椎間板ヘルニアの保存療法は、2ヶ月から3ヶ月間継続することが推奨されています。この期間内に痛みやしびれの改善が見られない場合、または症状が悪化している場合には手術を検討する段階に入ります。
保存療法には投薬による痛みのコントロール、コルセットによる固定、理学療法やリハビリテーションなどが含まれます。ただし保存療法を続けても日常生活に著しい支障をきたす強い痛みが継続する場合、仕事や家事ができない状態が長期間続く場合には、患者さんのQOL(生活の質)を考慮して手術が選択肢として提示されることがあります。
腰痛だけが主な症状で下肢への放散痛やしびれが軽度の場合、手術の対象にはなりません。また画像検査でヘルニアが確認されても、症状が軽微であれば保存療法を継続することが一般的です。MRIやCTで椎間板の突出が見られても、それが必ずしも症状の原因とは限らないケースもあるためです。
実際、当院に来院される方の中にも、整形外科で手術を勧められたけれど保存療法で改善したいという希望をお持ちの方が多くいらっしゃいます。適切な検査で根本原因を特定し、骨格や関節の機能を回復させる施術を行うことで、手術をせずに症状が改善するケースは少なくありません。
手術が必要と判断された場合、いくつかの術式から選択することになります。それぞれに特徴があり、ヘルニアの大きさや位置、患者さんの年齢や全身状態によって最適な方法が選ばれます。
もっとも一般的なのは顕微鏡下椎間板摘出術です。背中を3センチから5センチほど切開し、顕微鏡で拡大しながら突出した椎間板を取り除く方法で、確実性が高く多くの医療機関で行われています。入院期間は1週間から2週間程度が目安となります。
近年増えているのが内視鏡手術で、約1.5センチ程度の小さな切開で行うため身体への負担が少なく、回復も早いという利点があります。ただしヘルニアの位置や大きさによっては適応とならない場合もあり、すべての患者さんに可能な術式ではありません。
また椎間板内酵素注入療法という新しい治療法も登場しています。これは椎間板内に特殊な酵素を注入してヘルニアを縮小させる方法で、保存療法と手術の中間に位置づけられる治療です。ただしこの治療にも適応条件があり、すべてのタイプのヘルニアに有効というわけではありません。
どのような手術にもリスクは伴います。感染症、神経損傷、再発の可能性などがあり、術後にリハビリテーションが必要となることも理解しておく必要があります。また手術によって突出したヘルニアは取り除けますが、椎間板自体の変性が進んでいる場合には将来的に別の部位でヘルニアが発生する可能性もあります。
術後の社会復帰までの期間は術式によって異なりますが、内視鏡手術であれば1週間から2週間程度、従来の手術では1ヶ月から2ヶ月程度が目安です。デスクワークであれば比較的早期の復帰が可能ですが、肉体労働の場合はさらに時間を要することがあります。
手術を決断する前に、セカンドオピニオンを求めることも大切な選択肢です。複数の専門医の意見を聞くことで、自分の症状に最適な治療法を見極めることができます。特に手術を急ぐ必要がない場合には、十分に時間をかけて検討することをお勧めします。
また保存療法を本当に適切な方法で十分な期間行ったかどうかも重要なポイントです。痛み止めを飲んで様子を見るだけでは真の保存療法とは言えません。骨格の歪みや関節の機能障害、筋肉の緊張など、ヘルニアを引き起こした根本的な原因にアプローチしているかどうかが改善の鍵となります。
当院では、徹底した検査によって腰椎椎間板ヘルニアになってしまった根本原因を特定します。姿勢分析、関節可動域検査、神経伝達検査などを組み合わせて、なぜその部位の椎間板に負担がかかったのか、どの関節の機能障害が神経圧迫を引き起こしているのかを明らかにしていきます。
腰椎椎間板ヘルニアは椎間板だけの問題ではありません。骨盤の歪み、仙腸関節の機能障害、腰椎のアライメント異常、股関節や胸椎の可動域制限など、複数の要因が複雑に絡み合って発症していることがほとんどです。


当院の施術では、腰椎や仙腸関節の関節運動機能を回復させることに重点を置いています。関節本来の動きを取り戻すことで椎間板への負担が軽減され、神経の圧迫が緩和されていきます。同時に周囲の筋肉の緊張を調整し、神経の伝達を改善することで痛みやしびれの軽減を図ります。
実際に整形外科で手術を勧められた方が当院の施術を受けて症状が改善し、手術を回避できたケースも多数あります。もちろんすべての方が手術を避けられるわけではありませんが、適切な保存療法を試す価値は十分にあると考えています。
腰椎椎間板ヘルニアの症状には段階があります。初期段階では腰痛や軽度のしびれが主な症状ですが、この段階であれば保存療法での改善可能性は非常に高いです。しかし症状を放置して悪化させてしまうと、神経障害が進行し手術が避けられなくなることもあります。
だからこそ早期に適切な対応を取ることが重要なのです。痛みやしびれが出始めたら、まずは専門家による正確な検査と診断を受けることをお勧めします。自己判断で様子を見続けるのではなく、症状の原因を明らかにして適切な治療計画を立てることが、手術を避けるための最善の方法です。
治療と並行して日常生活での注意も必要です。長時間の同じ姿勢を避ける、重いものを持つ際には膝を曲げて腰に負担をかけないようにする、適度な運動で体幹の筋力を維持するなど、椎間板への負担を減らす工夫が大切です。
また体重管理も重要な要素です。過体重は腰椎への負担を増大させ、ヘルニアの症状を悪化させる要因となります。喫煙も椎間板の変性を促進させるため、禁煙することが推奨されます。
腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要かどうかは、症状の重症度や神経障害の程度、保存療法の効果、日常生活への影響など、多くの要素を総合的に判断して決定されます。排尿排便障害や進行する筋力低下がある場合には手術が必要ですが、多くのケースでは適切な保存療法で改善が期待できます。
大切なのは、手術という選択肢だけにとらわれず、まずは根本原因を特定して適切なアプローチを行うことです。当院では国家資格を持つ経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任を持って担当いたします。手術を勧められて迷っている方、保存療法で改善したいという希望をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。


痛みやしびれで悩む日々から解放され、やりたいことを諦めない人生を取り戻すために、私たちが全力でサポートいたします。一人で悩まず、どんな小さな疑問でもお気軽にお問い合わせください。

