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産後は何日安静にする?期間の目安と産後のママさんの過ごし方

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出産を終えたママさん、本当にお疲れ様でした。出産は交通事故に遭ったのと同じくらい、体にとって大きなダメージを受けた状態だと言われています。でも、赤ちゃんのお世話や家事のことを考えると「いったい何日休めばいいの?」と不安になりますよね。早く普通の生活に戻りたいと焦る気持ちと、無理をしたらいけないという不安の間で揺れ動いている方も多いのではないでしょうか。

今回は、産後の産後骨盤矯正を専門とする大田区の荏原整体院・接骨院が、産後の安静期間について詳しくお伝えしていきます。何日安静にすべきか、時期によってどう過ごせばいいのか、そして安静にする理由まで、開院27年の臨床経験をもとにお話しさせていただきます。

副院長:酒井

産後の体は思っている以上にダメージを受けています。焦らず、まずは体を回復させることを最優先に考えていきましょう

目次

産後の安静期間は何日が目安なのか

産後の安静期間についてよく聞かれるのが「何日くらい休めばいいですか?」という質問です。結論から申し上げると、産後1ヶ月(約30日)は特に安静が必要な期間とされています。この1ヶ月間は「産褥期」と呼ばれる体の回復にとって最も重要な時期です。出産によって大きく開いた骨盤や、伸びきった子宮が元の状態に戻ろうとする大切な期間になります。

特に最初の2〜3週間は、できる限り横になって過ごすことが理想的です。「床上げは3週間後」という昔からの言葉があるように、この期間は本当に最低限のことだけをして、あとはしっかり休むことが大切です。当院に来院されるママさんの中にも、この時期に無理をしてしまったことで、腰痛や骨盤の開きが長引いてしまったというケースが少なくありません。

ただし、産褥期は6〜8週間続くとされており、1ヶ月で完全に回復するわけではないということも知っておいていただきたいです。1ヶ月検診で問題がなくても、本格的な家事や育児は段階的に増やしていく必要があります。個人差はありますが、完全に元の状態に戻るまでには2〜3ヶ月かかると考えておくと良いでしょう。

なぜ産後に安静が必要なのか

では、なぜこれほど長い期間安静にする必要があるのでしょうか。出産は全治2ヶ月の交通事故に遭ったのと同じくらいの衝撃を体に与えると言われています。これは決して大げさな表現ではありません。子宮は妊娠前の約10倍以上の大きさまで膨らみ、骨盤も赤ちゃんが通れるように大きく開きます。

出産後、子宮は約6週間かけて元の大きさに戻っていきます。この過程で悪露という出血が続き、ホルモンバランスも大きく変化します。また、出産時に骨盤底筋群という筋肉が大きく引き伸ばされるため、尿漏れや骨盤の不安定感といった症状が現れることもあります。この時期に無理をすると、子宮の回復が遅れたり、骨盤の歪みが定着してしまったりする可能性があるのです。

当院で産後骨盤矯正を受けられるママさんの中には、産後すぐに無理をしてしまい、慢性的な腰痛や恥骨痛に悩まされているという方が多くいらっしゃいます。産後1〜3ヶ月は骨盤が自然に戻ろうとする時期であり、この時期にしっかり休むことが、将来的な体の不調を予防することにつながります。

産後の時期別の過ごし方

産後0〜2週間(特に安静が必要な期間)

この時期はできる限り横になって過ごすことが最優先です。赤ちゃんのお世話以外は、できるだけパートナーやご家族にお願いしましょう。授乳やおむつ替えなど、最低限必要なことだけを行い、それ以外の時間は体を休めることに専念してください。悪露の量も多く、会陰切開の傷も痛む時期ですので、無理は絶対に禁物です。

トイレに行くのも辛いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。この時期に家事をしようとすると、後々の回復に大きく影響してしまいます。家事代行サービスや産後ドゥーラなどの利用も検討してみてください。当院に来院されるママさんの中には、この時期に無理をしたことを後悔されている方が本当に多いのです。

産後3〜4週間(徐々に活動を始める時期)

この時期から、徐々に起きている時間を増やしていきます。ただし、まだ本格的な家事は避けるべき時期です。洗濯物を干す、簡単な食事の準備をするなど、軽い家事から少しずつ始めていきましょう。長時間の立ち仕事や重いものを持つことは避けてください。

3週間を過ぎた頃から「床上げ」といって、日常生活に少しずつ戻っていく時期になります。しかし、これはあくまでも「少しずつ」であって、妊娠前と同じように動いて良いわけではありません。疲れを感じたらすぐに横になる、無理をしないということを心がけてください。

産後1ヶ月〜2ヶ月(活動範囲を広げる時期)

1ヶ月検診で問題がなければ、少しずつ外出や家事の範囲を広げていけます。ただし、長時間の外出や激しい運動はまだ控えるべき時期です。骨盤の状態も気になり始める頃ですので、産後骨盤矯正を始めるのにも適した時期と言えます。

この時期は赤ちゃんの体重も増えてきて、抱っこの負担も大きくなります。腰や肩への負担を感じ始める方も多いため、体のケアを意識的に行うことをおすすめします。当院では、この時期から産後骨盤矯正を始められるママさんが最も多く、効果も実感しやすい時期になります。

産後にやってはいけないこと

産後の安静期間中には、避けるべきことがいくつかあります。まず、重いものを持つことは絶対に避けてください。上のお子さんを抱っこすることも、できれば控えたい行動です。買い物袋や洗濯物など、5kg以上のものを持つと骨盤や子宮に負担がかかってしまいます。

長時間の立ち仕事や、中腰での作業も避けるべきです。掃除機をかける、お風呂掃除をするといった家事は、特に骨盤に負担をかけます。また、階段の上り下りも最小限にすることをおすすめします。産後1ヶ月は2階建ての家でも1階だけで生活できるように工夫するなど、できるだけ体への負担を減らす工夫が大切です。

激しい運動や長時間の外出も、産後2ヶ月までは控えましょう。友人との長時間のランチや、買い物での長時間の歩行は、思っている以上に体に負担をかけます。当院に来院されるママさんの中には「ちょっとだけなら」と無理をしてしまい、腰痛や骨盤の開きが悪化したというケースもあります。

産後骨盤矯正を始めるベストなタイミング

産後の体のケアとして、骨盤矯正を検討される方も多いと思います。産後骨盤矯正を始めるベストなタイミングは、経腟分娩の場合は産後1ヶ月半〜3ヶ月、帝王切開の場合は産後2ヶ月〜3ヶ月です。この時期は骨盤が柔らかく、矯正の効果が最も出やすい時期になります。

産後6ヶ月を過ぎると、骨盤が固まり始めて改善までに時間がかかる傾向があります。1年以上経過すると症状が慢性化する可能性も出てきますが、諦める必要はありません。当院では産後1年以上経過した方でも、しっかりとした検査と施術により、多くのママさんが改善を実感されています。

産後の骨盤の開きや歪みを放置すると、腰痛、尿漏れ、体型が戻らないといった様々な不調につながります。早期に適切なケアを受けることで、これらの症状を予防し、快適な育児生活を送ることができるのです。

産後の安静期間は、ご自身の体を大切にする時間です。「早く元の生活に戻らなければ」と焦る気持ちもあるかもしれませんが、この時期にしっかり休むことが、長い目で見たときに最も早く回復する近道になります。周りの協力を得ながら、無理のない範囲で過ごしていきましょう。

もし産後の体の不調や骨盤の開きでお悩みでしたら、一人で抱え込まずにぜひ当院にご相談ください。大田区の荏原整体院・接骨院では、開院27年の豊富な経験と専門的な検査により、お一人おひとりの状態に合わせた産後骨盤矯正を行っています。赤ちゃんと一緒にお越しいただけますので、安心してご来院ください。あなたの産後の健康と、快適な育児生活のために、私たちが全力でサポートいたします。


院長:別所

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