母指CM関節症

母指CM関節症とは

母指CM関節症とは、親指の付け根にある手根中手関節（CM関節）に起こる変形性関節症のことです。この関節の軟骨がすり減ることで骨同士がぶつかり合い、痛みや腫れ、動きの制限が生じる状態を指します。特に40歳以上の女性に多く見られ、加齢とともに発症リスクが高まる疾患です。

母指CM関節症は閉経後女性の3人に1人が罹患していると言われており、日本における患者数は1000万人を超えると試算されています。年齢別では60歳代、50歳代が最も多く、次いで70歳代で、これらで全体の約8割を占めています。

また、性別による差も顕著で、男性に比べて女性の方が3.3倍多く発症します。特にデスクワークや手作業を長時間行う職業の方に多い傾向があり、母指CM関節症のお悩みで当院に来院される方も多いです。

母指CM関節症を放置すると、痛みが慢性化して日常生活に大きな支障をきたすようになり、特に手作業を行う職業の方では、仕事のパフォーマンスが低下するだけでなく、痛みによる不安から手を使う活動を避けるようになってしまうこともあります。

親指の変形が進行し、スワンネック変形と呼ばれる状態になる可能性があります。また、親指を使う基本的な動作（つまむ、握る、ひねる）が困難になり、仕事や家事、趣味活動に深刻な影響を与え、最終的には手術が必要になる場合もあります。

母指CM関節症の原因

開院以来、当院には母指CM関節症でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、母指CM関節症の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

母指CM関節症の原因として次のものが挙げられます。

母指CM関節症はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

多くの場合は様々な要因により手首や肘、肩の動きの連動性に問題が生じ、CM関節に過度な負担がかかることで痛みや機能障害が起こります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

整形外科で改善しなかった母指CM関節症でお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、母指CM関節症の根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

母指CM関節症への対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用リスクがあり、根本的な改善には至りません。

ステロイド関節内注射

効果は一時的で、繰り返し注射することで関節軟骨の破壊が進行する可能性があります。

装具療法

装着感に個人差があり、日常生活での使い勝手が悪く、継続が困難な場合があります。

物理療法

効果には個人差があり、継続的な通院が必要で時間とコストがかかります。

手術療法

手術リスクや合併症の可能性があり、術後のリハビリ期間も長期間必要になります。

母指CM関節症を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの母指CM関節症の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな母指CM関節症の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

母指CM関節症によって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

母指CM関節症のQ＆A

母指CM関節症は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な生活指導と保存的治療により症状が改善することがありますが、進行した場合は専門的な治療が必要になります。

母指CM関節症の人がやってはいけないことは？

親指に過度な負担をかける動作や重いものを持つこと、無理な親指の使用は避け、痛みを我慢して動作を続けることは控えましょう。

母指CM関節症と腱鞘炎の違いは何ですか？

腱鞘炎は腱の炎症ですが、母指CM関節症は関節軟骨の変性による関節症で、痛みの部位や症状の特徴が異なります。

母指CM関節症は遺伝しますか？

遺伝的要因が関与する可能性はありますが、生活習慣や使用頻度などの環境要因も大きく影響するため、必ずしも遺伝するわけではありません。

母指CM関節症の痛みはどのくらい続きますか？

個人差がありますが、適切な治療を行わない場合は慢性化し、数年から数十年続く場合もあります。早期治療が重要です。

母指CM関節症でも仕事を続けられますか？

適切な治療と作業環境の調整により、多くの場合は仕事を続けることが可能です。職種によっては作業方法の工夫が必要になります。

母指CM関節症の手術は必要ですか？

保存的治療で改善しない重度の場合に検討されますが、多くの症例では保存的治療で症状の改善が期待できます。

母指CM関節症に効果的なストレッチはありますか？

適切な関節可動域訓練やストレッチは有効ですが、症状に応じた個別の指導を受けることが重要です。

母指CM関節症は両手同時に発症しますか？

片手から始まることが多いですが、進行すると両手に症状が現れる場合もあります。利き手に先に症状が出ることが一般的です。

母指CM関節症の予防方法はありますか？

親指への過度な負担を避け、適度な運動で筋力を維持し、バランスの良い食事でカルシウムやビタミンDを摂取することが予防に効果的です。

母指CM関節症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の母指CM関節症への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し親指の動きが良くなったと実感されています。

母指CM関節症は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。