突き指

突き指とは

突き指とは、指先に強い力が加わったことで起こる外傷の総称です。ボールをキャッチした際や転倒時に手をついた際などに発生し、指の関節、靭帯、腱、骨などが損傷した状態を指します。一般的には軽いケガと考えられがちですが、実際には骨折、脱臼、靭帯断裂、腱断裂などの重篤な損傷が隠れている可能性があります。

スポーツ安全保険の統計データによると、突き指は球技などのスポーツ外傷で最も多い怪我の一つとされています。平成29年度のスポーツ安全保険の傷害保険金支払件数は166,207件でしたが、このうち手指の外傷が占める割合は相当数に上ると推測されます。

また、日常生活での発生も含めると、年間数十万人規模で突き指に悩む人がいると考えられます。研究によれば、就労している人の方が突き指が重症化しやすく、特に建設現場や工場での作業など手を使う職業の方に多い傾向があり、突き指のお悩みで当院に来院される方も多いです。

突き指を適切に治療せず放置すると、日常生活全般に大きな支障をきたすようになります。特に建設現場や工場で働く方では、工具を握る際の不安定感により作業効率が低下するだけでなく、指の痛みから細かい作業を避けるようになってしまうこともあります。

靭帯が伸びきったままになり関節の不安定感が残ったり、指が変形してしまうという悪循環に陥ることも。また、握力の低下により手作業全般に影響が出て、変形性関節症などの二次的な疾患を引き起こす危険性があります。

突き指の原因

開院以来、当院には突き指でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、突き指の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

突き指の原因として次のものが挙げられます。

突き指はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

この複数の原因が引き金となり、指の関節、靭帯、腱の損傷や炎症が発生し、突き指が発症します。それは人によって違い、単に冷やしたり固定するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかった突き指でお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、突き指の根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

突き指への対応は、次のようなものが一般的です。

固定療法

長期間の固定により関節の拘縮や筋力低下が起こりやすく、固定解除後のリハビリが必要になります。また、固定中は日常生活に大きな制限が生じます。

薬物療法

痛み止めは対症療法であり根本的な治癒には寄与しません。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

理学療法

効果が現れるまでに時間がかかり、専門的な指導のもとで継続する必要があります。不適切な運動は症状を悪化させる可能性があります。

手術療法

手術リスクや感染症の可能性があり、術後の回復期間も長期にわたります。完全な機能回復が保証されない場合もあります。

突き指を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの突き指の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな突き指の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

突き指によって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

突き指のQ＆A

突き指は自然に治りますか？

軽度の突き指であれば自然治癒する場合もありますが、骨折や靭帯損傷が隠れている可能性があるため、適切な検査と治療を受けることが重要です。

突き指の人がやってはいけないことは？

指を引っ張る行為は絶対に避けてください。損傷した組織をさらに悪化させる可能性があります。また、患部を温めたりマッサージしたりすることも控えましょう。

突き指と骨折の見分け方は？

指の明らかな変形、激しい痛み、皮膚の色の変化があれば骨折の可能性が高いです。しかし、見た目では判断が困難な場合も多いため、レントゲン検査が必要です。

どのくらいの期間で治りますか？

軽度なら1週間程度、中等度で1-3週間、重度の場合は1-2か月程度かかります。ただし、適切な治療を受けることで回復期間を短縮できます。

突き指の後遺症はありますか？

適切な治療を受けずに放置すると、関節の不安定感、可動域制限、変形などの後遺症が残る可能性があります。早期の適切な治療が予防につながります。

突き指の再発を防ぐ方法は？

指周辺の筋力強化、柔軟性の向上、適切なテーピング方法の習得が重要です。また、スポーツ前の十分なウォーミングアップも効果的です。

湿布や痛み止めはどの程度効果がありますか？

急性期の炎症や痛みには一時的な効果がありますが、根本的な治癒には寄与しません。症状が続く場合は専門的な治療が必要です。

突き指の重症度はどう判断しますか？

痛みの程度、腫れの範囲、指の動きの制限、変形の有無などを総合的に評価します。自己判断は危険なため、専門家による診断が重要です。

突き指後にスポーツ復帰はいつからできますか？

症状の程度によりますが、完全に症状が改善し、十分な筋力と可動域が回復してからの復帰が安全です。無理な早期復帰は再発のリスクを高めます。

突き指で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の突き指への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し指の動きが良くなったと実感されています。

突き指は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。