アキレス腱の痛み

アキレス腱の痛みとは

アキレス腱の痛みとは、かかとの骨とふくらはぎの筋肉をつなぐ太い腱に生じる炎症や損傷による痛みのことです。この腱は人体で最も太く強い腱でありながら、血流が少ない部位のため治りにくい特徴があります。運動時の負荷や加齢による変性、急激な動作などが原因となり、歩行や運動時に痛みを生じます。

日本整形外科学会の手術統計データによると、アキレス腱断裂手術は年間約6,351例実施されており、これは手術を要する重症例のみの数値です。実際にはアキレス腱炎や腱周囲炎など手術に至らない軽度から中等度の症例が大多数を占めるため、アキレス腱の痛みで悩む患者数は推定で数十万人規模に上ると考えられます。

特にスポーツ活動を行う20代から40代の男性に多く見られる傾向があり、アキレス腱の痛みのお悩みで当院に来院される方も多いです。

アキレス腱の痛みを放置すると、慢性的な炎症により腱の変性が進行し、歩行困難や日常生活動作の制限が生じます。さらに進行すると腱の部分断裂から完全断裂に至る可能性があり、この場合は手術が必要となります。

また、痛みをかばうことで他の部位への負担が増加し、膝や腰の痛みを併発することも。最悪の場合、長期間の運動制限により筋力低下や関節拘縮を招き、元の活動レベルに戻ることが困難になる可能性があります。

アキレス腱の痛みの原因

開院以来、当院にはアキレス腱の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、アキレス腱の痛みの原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

アキレス腱の痛みの原因として次のものが挙げられます。

アキレス腱の痛みはこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

この複数の原因が引き金となり、アキレス腱の炎症や腱周囲組織の癒着、ふくらはぎの筋肉の緊張などが発生し、痛みが発症します。それは人によって違い、単に炎症を抑えたり筋肉をほぐすだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったアキレス腱の痛みでお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、アキレス腱の痛みの根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

アキレス腱の痛みへの対応は、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

長期間の運動制限により筋力低下や体力の減退を招き、復帰時に再発リスクが高まる可能性があります。

薬物療法

根本的な原因の解決にはならず、薬の効果が切れると痛みが再発することが多く見られます。

物理療法

一時的な症状緩和効果はありますが、継続的な治療が必要で根本改善には限界があります。

ストレッチ指導

正しい方法で継続的に行う必要があり、自己流で行うと悪化する場合もあります。

アキレス腱の痛みを改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたのアキレス腱の痛みの原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちなアキレス腱の痛みの原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

アキレス腱の痛みによって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

アキレス腱の痛みのQ＆A

アキレス腱の痛みは自然に治りますか？

軽度の炎症であれば適切な安静により自然治癒する場合もありますが、慢性化した痛みや腱の変性が進んだ場合は専門的な治療が必要です。

アキレス腱の痛みがある人がやってはいけないことは？

痛みを我慢しての運動継続、急激な動作、不適切なストレッチ、硬い地面での運動は症状を悪化させるため避けるべきです。

アキレス腱炎とアキレス腱症の違いは何ですか？

アキレス腱炎は急性の炎症状態で、アキレス腱症は慢性的な腱の変性による痛みを指します。治療アプローチも異なります。

どのくらいの期間で改善しますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら2～4週間、慢性化した場合は数ヶ月を要することもあります。早期治療が重要です。

運動はいつから再開できますか？

痛みが完全に消失し、専門家による機能評価で問題がないと判断された後、段階的な運動復帰を行います。個人差があります。

マッサージは効果的ですか？

適切な手技であれば血流改善効果がありますが、炎症の急性期や強すぎる刺激は症状を悪化させる可能性があります。

手術が必要になるのはどんな場合ですか？

保存療法で改善しない慢性例や、腱の部分断裂・完全断裂が生じた場合に手術適応となることがあります。

再発を防ぐにはどうすればいいですか？

適切なウォーミングアップ、段階的な運動強度の調整、ふくらはぎの柔軟性維持、適切な靴の選択が重要です。

両足同時に痛くなることはありますか？

片足をかばうことで反対側に負担がかかり両側性になることや、全身的な要因により両側同時に発症することもあります。

年齢とともに悪化しますか？

加齢により腱の変性は進行しやすくなりますが、適切な治療とケアにより症状の進行を抑制することは可能です。

アキレス腱の痛みで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のアキレス腱の痛みへの専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し足の動きが良くなったと実感されています。

アキレス腱の痛みは早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。