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反対を向かせたのにまた戻る…赤ちゃんの向き癖の原因は一つではない⁉

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寝かせるといつも同じ側を向き、反対に向けてもすぐ戻ってしまう。後頭部の片側が平らになっている気がして、このまま様子を見ていいのかと不安になりますよね。写真を見返して、左右の違いに気づく人もいます。

荏原整体院・接骨院の別所です。この記事では、赤ちゃんが同じ向きばかり選んでしまう理由と、ご家庭で確認できること、無理に触らないほうがよい場合、医療機関への相談を考えたい目安についてお話しします。

先に全体像を知りたい方は、赤ちゃんの向き癖の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で気づきやすい点から順に、具体的に書いていきます。気になる項目から読んでもかまいません。

目次

いつも右ばかり向いて寝る

夜中の授乳のあと、そっと寝かせたはずなのに、気づけば顔が右に戻っている。毎晩のように続けば、気にならないほうが難しいものです。

数々のご相談の中でも多いのが、生後1〜3か月ごろの向き癖です。向きやすい側があること自体は珍しくありません。ただ、反対側へ向けにくいかどうかは、早めに確かめておきたいところです。

向きやすい側ができる背景は一つではない

向き癖の背景には、生まれる前から生まれたあとまで、いくつかの要因が重なっていることが多い。どれか一つが決め手というより、重なり方に個人差がある。順に書いていきます。

お腹の中と出産のときの影響

お腹の中で丸まっていた姿勢が心地よく、生まれてからも同じ向きを選ぶ赤ちゃんがいる。骨盤位や双子の妊娠では、窮屈な姿勢が長く続くこともあるとされる。胎内での向きが、そのまま楽な向きとして残るわけだ。

出産のときに首や肩まわりへ負担がかかり、片側の筋肉が硬くなる場合もある。ただ、それはお母さんの頑張りや育て方の問題ではありません。自分を責める必要はまったくないと思います。

生後の寝かせ方と周りの刺激

窓の光、テレビの音、家族が話しかける声。赤ちゃんは、そうした刺激のある側を自然に向きたがる。ベッドの置き方や授乳・抱っこの向きがいつも同じだと、向きやすさは強まりやすい。好奇心の表れでもあり、悪いことではありません。

新生児の頃は首の筋力が弱く、頭の重みを自分で動かすのは難しい。楽な向きから動きにくいぶん、同じ側に頭の重さがかかり続ける。寝返りができる頃までは、この状態が続きやすいものです。

楽な向きが頭の形まで変えていく流れ

向き癖は、一度できると自然に強まっていく面がある。こじれやすいのは、次の流れが回り始めたときです。きっかけは、ごく小さな偏りであることがほとんどです。

1. 楽な向きで眠る

胎内での姿勢や、光・音といった周りの刺激で、向きやすい側が決まる

2. 後頭部に圧がかかる

同じ側ばかりが下になるため、後頭部に圧が集中して、頭の形が少しずつ平らになる

3. 向きやすさが強まる

平らな側が枕になじんで楽になり、その向きをさらに選びやすくなってしまう

この繰り返しで向き癖が固まり、月齢とともに頭の形の差も目立ってくる。個人的には、頭の形だけでなく、体全体の使い方の偏りとして捉える見方も大切だと感じています。首の片側ばかり使う状態が続くと、首や背中の張りにも左右差が出るからです。

反対へ向かせる前に首の動きを確かめる

癖なのか、体に別の問題が隠れているのか。家で気づける範囲の手がかりを、無理のない順に書いていきます。触って確かめるのは、赤ちゃんの機嫌がよいときに限ってください。

首の動きとしこりの左右差

あおむけの赤ちゃんに、おもちゃや声で両側へ顔を向けさせてみる。首の動く範囲に左右差がないかが、最初の手がかりになる。片方だけ極端に動きが悪い場合は、筋肉の硬さが関わっていることもあります。

首の横に硬いしこりが触れる、頭がいつも同じ方向に傾く。そうした場合は、無理に反対へ向けないでください。先天性筋性斜頸という状態が関わることもあり、小児科など医療機関での診察が必要になります。

足や授乳の左右差も一緒に

おむつ替えのときに、足の開き方や太ももの内側のしわの左右差も気にかけておきたい。股関節の状態が関わるケースもあるため、気になる点は健診や小児科で遠慮なく伝えてください。左右で違いがあれば、そのまま話して大丈夫です。

片側だけ飲みづらそうにする、腕の動きに左右差がある。そんな様子も大切な情報になる。気づいた日と月齢をメモし、短い動画を撮っておくと、受診のときに状況を伝えやすくなります。

寝かせ方と声かけを少し変えてみる

家で始めるなら、赤ちゃんの負担が少ない寝かせ方と声かけの向きから。特別な道具は必要なく、今夜からでも試せます。

向きやすい側と反対から声をかけ、光や音が入る側も逆にしてみる。起きているときは見守りながらうつ伏せ遊びを取り入れ、眠ったら必ずあおむけに戻すこと。窒息の危険を避けるためです。

一方で、次のようなことは赤ちゃんの安全のために控えてもらいたい。どれも自己流で行うと負担が大きくなります。

  • タオルで体を横向きに固定する
  • 首を強く引いて反対へ向ける
  • 頭の周りに柔らかい物を置く
  • 自己流の強いマッサージ
  • 目を離したままのうつ伏せ遊び

向きを変えても数日で戻るのは、珍しいことではない。数週間続けても左右差が変わらないなら、体の使い方に偏りがないか、一度状態を確認したいところです。毎日の記録が助けになります。

ドーナツ枕に頼る前に

向き癖の対策として、ドーナツ枕や頭の形を矯正するグッズを目にする機会は多いと思います。購入する前に、知っておいてほしいことがあります。SNSなどで見かけて、気になっている方もいるでしょう。

こうした方法の効果は、医療機関でも十分に確認されていないと説明されることがある。頭蓋骨を押す施術には根拠が乏しいとして、注意が呼びかけられている例もあります。迷ったときは、先に小児科へ。

頭の形の左右差が目立ち始めたら健診を待たず相談を

生後1か月や3〜4か月の健診は、相談する目安になる機会。気になる点は遠慮なく伝えてください。母子手帳にメモを挟んでおくと安心です。

耳の位置のずれ、首のしこり、反対側をまったく向けない様子があるときは、先に小児科へ相談を。急な首の傾きや発熱、ぐったりした様子を伴う場合は、早めの受診が欠かせません。

頭の形は骨が柔らかい早い時期ほど変化しやすいとされ、ヘルメット治療は生後数か月が目安と説明されることがある。適応は状態によって判断が変わるため、詳しくは医療機関で確認してください。

整体や整骨院に連れて行く前に

整骨院や整体に連れて行ってよいのか、迷う保護者の方は少なくありません。不安な気持ちはよく分かります。まず、当院の考え方をお伝えします。

私たちの役割は、診断や治療の代わりをすることではありません。医療機関で心配がないとされたうえで、首や背中、骨盤まわりの動きに左右差がないかを、赤ちゃんに負担をかけない範囲で確認する立場です。

今夜の授乳と抱っこの向きを見直す

向き癖は、胎内での姿勢や寝かせ方、首の筋肉の左右差が重なって起こると考えられる。多くは経過を見守れるが、しこりや強い左右差があるなら、医療機関への相談が先です。そのうえで体の使い方が気になる場合は、治療院で確認できることもあります。

今日からは、授乳や抱っこの向きを左右交互にして、向きにくい側からの声かけを増やしてみてください。週に一度、向きやすさの変化をメモするだけでも十分です。ベッドの向きを変えた日もあわせて書いておくと、変化に気づきやすくなります。

首や背中の使い方、授乳や抱っこの向きも含めて確認したい方は、荏原整体院・接骨院へお気軽にご相談ください。


院長:別所

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