手首の捻挫

手首の捻挫とは

手首の捻挫とは、転倒や衝撃により手首の関節が正常な可動域を超えて動かされた結果、関節を支える靭帯や腱などの組織が損傷した状態を指します。単純に手首を捻ったというだけでなく、手首を構成する複数の小さな骨や、それらを繋ぐ靭帯の複雑な損傷パターンが存在します。

そのため、足首の捻挫と比べて診断や治療が困難な特徴があります。厚生労働省の患者調査によると、外傷に分類される捻挫・挫傷・打撲の患者数は年間約230万人と報告されています。

このうち手首の捻挫は全体の約15-20%を占めると推定され、年間約35万人から45万人の方が手首の捻挫で医療機関を受診していると考えられます。特に40-50代の働き盛りの世代で発症率が高く、スポーツ活動や日常生活での転倒が主な原因となっています。

手首の捻挫を適切に治療せずに放置すると、痛みの慢性化により日常生活や仕事に支障をきたします。関節の不安定性が増し、再発しやすい状態になることも珍しくありません。

筋力低下や関節可動域の制限が生じ、握力の著しい低下につながる可能性があります。さらに深刻な場合、関節炎や変形性関節症への進行、慢性疼痛症候群の発症といった長期的な問題を引き起こすこともあります。最悪のケースでは、手首の機能障害が残り、仕事や趣味活動の継続が困難になってしまうことも考えられます。

手首の捻挫の原因

開院以来、当院には手首の捻挫でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、手首の捻挫の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

手首の捻挫の原因として次のものが挙げられます。

手首の捻挫はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

この複数の原因が引き金となり、手首関節の可動域減少や手首周辺の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、手首の痛みが発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかった手首の捻挫でお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、手首の捻挫の根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

手首の捻挫への対応は、次のようなものが一般的です。

安静指導

長期間の安静により筋力低下や関節拘縮が生じる可能性があり、復帰までに時間がかかることがあります。

湿布・消炎鎮痛剤

症状の一時的な緩和にとどまり、根本的な原因の解決には至らない場合が多く、長期使用による副作用のリスクもあります。

固定・テーピング

適切な期間を超えた固定により関節の可動域制限や筋力低下を招くことがあり、段階的な解除が必要です。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要で、プロフェッショナルな指導なしでは効果が限定的です。

手首の捻挫を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの手首の捻挫の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな手首の捻挫の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

手首の捻挫によって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

手首の捻挫のQ＆A

手首の捻挫は自然に治りますか？

軽度の捻挫であれば自然治癒する場合もありますが、適切な処置を行わないと治癒が遅れたり、慢性化する可能性があります。早期の専門的な評価と治療をお勧めします。

手首の捻挫の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢しての強い運動や作業、患部への過度な負荷、不適切な固定の継続は症状を悪化させる可能性があります。専門家の指導のもとで段階的な回復を目指しましょう。

手首の捻挫と骨折の見分け方は？

外見上の判断は困難で、レントゲン検査が必要です。ただし、安静時にも強い痛みがある、変形が見られる、完全に動かせない場合は骨折の可能性が高いため、早急な受診が必要です。

何度も同じ場所を捻挫するのはなぜですか？

靭帯の損傷が完全に治癒していない、筋力バランスの異常、関節の不安定性などが原因です。根本的な原因を特定し、適切な治療とリハビリテーションが必要です。

湿布や痛み止めが効かないのはなぜですか？

症状の原因が炎症だけでなく、筋肉の緊張や関節の歪み、血流不良など複合的な要因による場合があります。根本原因にアプローチする治療が必要です。

手首の捻挫で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の手首の捻挫への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し手首の動きが良くなったと実感されています。

手首の捻挫は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。