肘内障

肘内障とは

肘内障とは、主に6歳未満の子供に起こる肘の関節の障害で、肘の骨の一部が靭帯から外れかかる状態です。子供の骨や靭帯は大人に比べて柔らかく未発達なため、腕を引っ張られたり転んだりした際に起こりやすいケガです。

正式には「橈骨頭亜脱臼」と呼ばれ、肘関節の一部である橈骨頭が、それを包む輪状靭帯からわずかにずれることで発生します。痛みで腕を動かせなくなるため、早めの適切な治療が必要な症状です。

肘内障は未就学児のケガで最も頻度が高く、年間約1％の小児が発症するとされています。日本の未就学児人口を約600万人とすると、年間約6万人の子供が肘内障を経験していると推定されます。特に2歳から5歳の幼児期に多く発症し、成長とともに発症率は低下していきます。

肘内障を放置すると、動きに伴う痛みが継続し、腕を動かせない状態が長期間続きます。さらに深刻な場合は、肘の変形や運動障害が残る可能性があり、日常生活での腕の使用に支障をきたすことがあります。

子供の成長期における運動機能の発達にも悪影響を与える恐れがあるため、早期の治療が重要です。適切な処置を受けずにいると、関節の機能が正常に戻らず、将来的な肘の動きに制限が生じる可能性もあります。

肘内障の原因

開院以来、当院には肘内障でお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、肘内障の原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

肘内障の原因として次のものが挙げられます。

肘内障はこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

子供の肘の靭帯が弱いため、急な引っ張りで橈骨頭が靭帯から外れかかることがあります。転倒時に手をつくことで肘に負担がかかり、亜脱臼が起こることもあります。特に1歳未満の子供では寝返りの際に肘に負担がかかることがあり、子供の靭帯は大人より柔らかく未発達で、骨を支える力が弱いのが特徴です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。肘内障でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肘内障への対応は、次のようなものが一般的です。

整復処置

適切な技術が必要で、誤った処置は症状悪化のリスクがあります。また、整復時に一時的な痛みを伴います。

薬物療法

副作用のリスクがあり、根本的な解決にはならないことがあります。子供への薬の使用には慎重な判断が必要です。

リハビリテーション

継続が必要で、負荷の調整が難しい場合があります。子供の協力が得られない場合は効果が限定的です。

生活指導

指導内容が守られない場合は再発リスクが高まります。日常生活での制限が必要になることもあります。

肘内障を改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたの肘内障の原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちな肘内障の原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析によって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

肘内障によって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

肘内障のQ＆A

肘内障は自然に治りますか？

自然に治ることもありますが、痛みが続く場合は整復処置が必要です。当院では早期の適切な処置をおすすめしています。

肘内障の人がやってはいけないことは？

急に腕を引っ張ることや無理に動かすことは避けてください。再発の原因になるため、日常生活での注意が重要です。

肘内障は何歳まで起こりやすいですか？

主に6歳未満の子供に多く見られますが、個人差があります。当院では年齢に応じた適切な治療を提供しています。

肘内障の再発を防ぐ方法は？

腕を引っ張らないように注意し、日常生活での動作に気をつけることが重要です。当院では予防指導も行っています。

整復処置は痛いですか？

整復時に一時的な痛みはありますが、すぐに痛みは軽減します。当院では痛みを最小限に抑える技術を用いています。

肘内障で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の肘内障への専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、痛みが驚くほど軽減し肘の動きが良くなったと実感されています。

肘内障は早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。