【首の痛み】長時間のデジタル作業による首の痛みと姿勢の悪化

首の痛みと姿勢の悪さがお悩みで来院された女性(20代/イラストレーター/大田区田園調布在住)の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

患者は来院時、以下の症状を主に訴えていた。

4月よりイラストレーターとしてデジタルでのイラスト制作を開始。1日8～10時間の作業を日々続けてきた。1ヶ月ほど前から首の痛みやだるさが増し、特に長時間作業後や夕方に痛みが増強。

自分でも姿勢の悪化を感じ、首の痛みも姿勢の悪さからと考えていた。これを機にしっから身体を良くしようと思い、当院の口コミを見てweb予約から来院。

初回検査結果は以下の通り

長時間の前傾姿勢での作業が中心であったため、頚椎前方突出と肩甲帯周囲の筋緊張が顕著。背中の丸まり（円背傾向）があり、姿勢の歪みが痛みの根本原因と判断。

生活環境や作業姿勢の悪さが慢性的な頚部ストレスとなり、筋緊張や血流不良を助長、首の痛みにつながっていると考える。

全身のアライメント調整とともに、頚部・肩甲帯・背部の筋緊張を段階的に緩和する施術を実施。まずは頚椎と骨盤の調整を行い、背骨全体の動きをスムーズに。また肩甲骨周囲の凝り固まった筋肉への手技的なリリース、首・肩周辺の深部筋もやさしく解放。

並行して、作業環境に配慮した正しい姿勢保持と自宅でできるストレッチ・エクササイズも指導。

首の痛みと姿勢の悪さは以下のように経過した。

初回～4回/週2回の通院: 夕方の首の痛みが若干軽減。背中の丸まりも写真で自覚し、姿勢を意識するようになる。首を前に倒した際の痛みが半減、肩こりや重だるさも改善傾向。
5~8回/週1回の通院: 首の可動域が広がり日中の痛みが軽減。作業時の姿勢が正しくなったことで、無意識に猫背になる頻度が減少。
9~10回/2週間に1回の通院: 長時間作業後の痛みも大幅に軽減。夕方の強い痛みは消失し、仕事終わりの疲労感も減少。姿勢保持の意識が根付き、全身のバランスも安定。
11回~/月に1回の通院: 症状の再発なし。首肩周囲の柔軟性も安定し、体調管理のための定期的調整とセルフケア継続中。