
院長:別所お気軽にご相談ください!

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乳児健診で先生が赤ちゃんの足の裏をかかとからつま先に向けてなぞっているのを見て、「あれは何をしているんだろう?」と気になったことはありませんか。あの検査で確認しているのが、赤ちゃん整体でも重要な評価ポイントのひとつ、バビンスキー反射と呼ばれる原始反射です。


はじめまして。東京都大田区にある荏原整体院・接骨院です。当院は大田区で開院して27年目を迎え、赤ちゃんの体の発達に関するご相談を数多くいただいてきました。
「バビンスキー反射って何?正常なの?」「いつまでに消えないといけないの?」そんな疑問をお持ちのお母さん・お父さんに向けて、臨床の現場から分かりやすくお伝えしていきます。


バビンスキー反射をしっかり理解すると赤ちゃんの体をもっと深く見てあげられるようになります
バビンスキー反射とは、足の裏の外側をかかとからつま先に向けて軽くなぞったときに、親指が甲側に反り返り、残りの四本の指が扇状に開く反応のことを指します。1896年にフランスの神経科医ジョゼフ・バビンスキーが報告したことからこの名がつきました。
この反射は赤ちゃんが生まれつき持っている「原始反射」のひとつです。原始反射とは、脳の高次機能がまだ発達していない時期に、生命維持や外界への適応のために脊髄・脳幹レベルで自動的に起こる反応のことをいいます。
なぜ赤ちゃんにこの反射が見られるのかというと、生後しばらくの間は神経を束ねる「錐体路(すいたいろ)」がまだ完全に発達していないからです。錐体路は大脳から脊髄を経由して筋肉に命令を伝える神経の経路で、この経路が成熟するにつれてバビンスキー反射は自然と消えていきます。
健診で先生が足裏をこすっているのは、この神経発達の成熟度を確認するためのシンプルかつとても重要な検査なのです。「なんとなく見ていた」という方も、実はとても深い意味のある検査だったんですね。
バビンスキー反射はいつ頃まで見られるものなのでしょうか。これは多くのお親御さんが気にされるポイントです。出現時期と消失時期の目安を知っておくだけで、不安がかなり軽減されます。
バビンスキー反射は生まれた直後から確認できる反射です。新生児期にこの反射が出ない、あるいは左右で非対称に出る場合には、神経系に何らかの問題がある可能性があるとされています。健診でしっかり確認される理由のひとつがここにあります。
一般的には生後1歳〜2歳頃までに自然と消失します。錐体路の発達とともに、足裏を刺激されたときの反応が変化し、大人と同じように足の指が曲がる(足底屈反射)方向に変わっていきます。個人差があるため、2歳近くまで残っていても必ずしも異常ではありませんが、消失の時期は経過観察の重要な指標となります。
| 時期 | バビンスキー反射の状態 | 意味 |
|---|---|---|
| 新生児〜生後12ヶ月 | 陽性(反射あり) | 正常な神経発達の段階 |
| 生後12〜24ヶ月 | 徐々に消失 | 錐体路の成熟が進んでいる |
| 2歳以降も陽性 | 残存(病的反射) | 専門家への相談を検討 |
「うちの子にもやってみたい」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は自宅でも確認することができます。ただし、あくまで参考として行い、結果に不安を感じたときは必ず専門家に相談してくださいね。
まず赤ちゃんをリラックスした状態で仰向けに寝かせます。次に、お親御さんの指の爪の先端や少し硬めのもので、足の裏の外縁部分をかかとからつま先に向けて、やさしく一定の力でなぞります。強くこする必要はなく、皮膚に軽く当てる程度で十分です。
正常な反応としては、親指が足の甲側に反り返り(背屈し)、他の指が外側に扇のように開くのが見られます。これが「陽性」の状態で、乳児期には正常な反応です。両足で確認し、左右差がないかも見てみましょう。
チェックの際に次のような状態があれば、一人で抱え込まず専門家に相談することをお勧めします。明らかに左右で反応が異なる場合、全く反応が出ない場合、2歳を過ぎても反射が消えない場合、これらは神経発達の評価が必要なサインである可能性があります。
2歳を過ぎてもバビンスキー反射が残っている場合、「錐体路徴候」と呼ばれる病的な状態を示している可能性があります。これは脳や脊髄の神経系に何らかの問題があることを示唆するサインです。
考えられる原因としては、脳性麻痺、脳腫瘍、脊髄の損傷、重篤な神経疾患などがあります。もちろんすべての残存が深刻な疾患を意味するわけではありませんが、2歳以降に明らかな反射の残存が見られる場合は、小児科・小児神経科への受診が必要です。「様子を見ましょう」と言われ続けても不安が解消されない場合は、セカンドオピニオンを求めることも大切です。
バビンスキー反射は単独で存在するものではなく、赤ちゃんの全体的な神経・運動発達と深く関わっています。当院では赤ちゃんの施術において、この反射を含む原始反射の統合状況を必ず確認しています。
バビンスキー反射をはじめとする原始反射が適切な時期に統合(消失)されないと、その後の運動発達・姿勢発達・感覚統合に影響が出ることがあります。たとえば、歩き始めが遅れる、転びやすい、手先の不器用さにつながるといった問題として現れることがあります。
原始反射はモロー反射、把握反射、ガラント反射など複数あり、それぞれが適切なタイミングで統合されることで、次の発達段階へとスムーズに移行できます。バビンスキー反射の消失が遅れている赤ちゃんには、他の原始反射の残存も同時に見られることが少なくありません。
当院に来院される赤ちゃんの中には、バビンスキー反射の残存とともに向き癖や強い反り返りを抱えているケースがあります。これらは神経系の未成熟や体の緊張パターンと関連していることが多く、原始反射の統合をサポートするアプローチが有効です。
「なんとなく体が硬い気がする」「いつも同じ方向しか向かない」と感じているお親御さんは、ぜひ一度専門家の目で確認してもらうことをお勧めします。原始反射の状態は外からは見えにくいものですが、丁寧な検査でその状態を評価することができます。
外来でよく受ける質問をまとめました。同じ疑問を持っていたお親御さんの参考になれば幸いです。
新生児期に全く反応が見られない、あるいは左右で明らかに差がある場合は、念のため専門医に確認してもらうことをお勧めします。ただし、刺激の当て方や赤ちゃんの機嫌によって反応が出にくいこともあるため、一度の確認だけで判断しないことが大切です。
乳児期に「反射があります」と言われることは正常なことです。心配する必要はありません。問題になるのは2歳以降も反射が残っている場合です。健診でこのように説明された場合は「正常な発達段階にありますよ」という意味に受け取っていただいて大丈夫です。
赤ちゃんがリラックスしていない状態や、刺激の当て方が弱すぎる・強すぎる場合には、うまく反応が引き出せないことがあります。何度か試してみても全く反応がない場合は、念のため専門家に確認してもらうと安心です。
バビンスキー反射の残存がそのまま発達障害の診断に直結するわけではありません。ただし、神経発達の遅れのひとつのサインとして捉え、全体的な発達評価の中で確認することが重要です。ひとつの反射だけで判断するのではなく、総合的な評価が必要です。
当院では赤ちゃんの施術において、バビンスキー反射を含む原始反射の統合評価を問診・検査の段階から丁寧に行っています。「なんとなく気になるけど、どこに相談すればいいかわからない」というお親御さんが最初に来てくださる場所でありたいと思っています。
国家資格を持つ施術者が担当し、赤ちゃんの体に負担をかけない5gタッチと呼ばれるやさしい手技で施術を行います。施術時間は1回あたり10分ほどと短く、赤ちゃんが疲れてしまわないよう配慮しています。また、施術だけでなく、ご自宅でできるホームケアの方法もお伝えしています。


大田区をはじめ、川崎市・横浜市など遠方からもお越しいただいています。院内にはベビーカーのままお入りいただけ、授乳やおむつ替えのスペースも完備していますので、小さなお子さまと一緒でも安心してお越しいただける環境を整えています。
バビンスキー反射ひとつをとっても、そこには赤ちゃんの神経発達のストーリーが詰まっています。「足の指が開いた」という小さな動きの中に、脳と脊髄と神経の成熟が映し出されているのです。
27年間、多くの赤ちゃんとお親御さんに関わってきた中で感じることがあります。それは、「気になっているけど、大げさかな…と思って相談できずにいた」という方が本当に多いということです。
バビンスキー反射が消えない、向き癖がある、体が硬い気がする、反り返りが強い…こうした小さなサインを見逃さないことが、赤ちゃんの健やかな発達につながります。一人で悩まずに、いつでも気軽に相談しに来てください。あなたと赤ちゃんの笑顔のために、私たちは全力でサポートします。

