めまい

めまいとは

めまいとは、体のバランスを保つ機能が一時的に乱れた状態を指します。症状には、自分やまわりがぐるぐる回る「回転性めまい」、ふわふわと浮いたような感覚の「浮動性めまい」、気が遠くなりそうな感じの「立ちくらみ」など様々な種類があります。これらのめまいに伴って、吐き気、動悸、不安感、眼前暗黒感、物が二重に見えるなどの症状を感じることもあります。

めまいの有訴者率は全体で20.3％と報告されています。年齢別では、年齢が上がるほど有訴者率が高くなる傾向があり、65歳以上では30.0％、75歳以上では36.5％となっています。

また、性別による差も顕著で、男性12.5％に対し女性は27.6％と、女性の方がめまいに悩む割合が高くなっています。研究によれば、就労している人の方がめまいが重症化しやすく、特にデスクワークなど長時間同じ姿勢を続ける職業の方に多い傾向があり、めまいのお悩みで当院に来院される方も多いです。

めまいを放置すると、日常生活全般に大きな支障をきたすようになり、特に就労している人では、仕事のパフォーマンスが低下するだけでなく、めまいによる不安から社会活動を避けるようになってしまうこともあります。

めまいによる不安感から自律神経の乱れが生じ、さらにめまいが悪化するという悪循環に陥ることも。また、高齢者ではめまいによる転倒リスクが高まり、骨折などの重大な怪我につながる危険性があります。

めまいの原因

開院以来、当院にはめまいでお困りの方が数多く来院されています。

当院の臨床データや施術経験から断言できるのは、めまいの原因はひとつに限らず、複雑に絡み合った様々な要因が関与しているということです。

めまいの原因として次のものが挙げられます。

めまいはこのような複数で多岐にわたる原因によって引き起こされます。

多くの場合は様々な要因により頸椎にズレや捻じれが生じ、三半規管という平衡感覚を司る器官に影響を与えてめまいが起こります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

耳鼻科で改善しなかっためまいでお悩みの方も諦めないでください。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な検査と施術で、めまいの根本的な改善と再発予防を目指します。

病院とはここが違います

めまいへの対応は、次のようなものが一般的です。

薬物療法

めまいの症状を一時的に抑えることはできても根本的な解決にならないことが多く、長期服用による依存性や副作用（眠気、口渇、便秘など）の問題があります。

エプリー法（浮遊耳石置換法）

良性発作性頭位めまい症以外のめまいには効果がなく、手技を行う際にめまいが一時的に悪化することがあります。

めまいリハビリテーション

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。訓練中に一時的にめまいが悪化することもあり、正しい指導のもとで行わないと十分な効果が得られない場合があります。

手術療法

侵襲的な治療であり、聴力低下などの合併症のリスクがあります。また、手術後も完全にめまいが消失するとは限らず、適応となる患者さんは限られています。

めまいを改善するために

まず、徹底的に検査を行いあなたのめまいの原因を特定します。誤った原因に対して施術を行っても、一時的な緩和は得られても、根本的な改善には至らないためです。

当院の綿密な検査で他院では見逃しがちなめまいの原因も見逃しません。的確な診断結果に基づき、最適な治療計画をご提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ施術経験豊富なスタッフが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで同じスタッフが一貫して行うようにしています。また、知識の共有と複数視点からの多角的分析がによって、より広い視野で患者さんの症状と向き合います。

めまいによって日常生活に支障をきたしている方も、ぜひ当院にご相談ください。

めまいのQ＆A

めまいは自然に治りますか？

めまいの原因によります。良性発作性頭位めまい症は数週間で自然に改善することがありますが、メニエール病などの慢性疾患では自然治癒は期待できません。

めまいの人がやってはいけないことはありますか？

めまい発作中の運転や高所での作業は非常に危険です。また、アルコールの過剰摂取や睡眠不足、急な体位変換なども避けるべきです。症状が安定するまでは、安全を最優先に行動することが重要です。

めまいの時に吐き気を抑える方法はありますか？

横になって安静にすること、深呼吸をすること、水を少量ずつ飲むことが効果的なことがあります。また、市販の吐き気止めの薬を使用する方法もありますが、症状が強い場合は医療機関で制吐剤の処方を受けることをお勧めします。

更年期障害は関係ありますか？

はい、関係があることがあります。更年期におけるホルモンバランスの変化が自律神経の乱れを引き起こし、それがめまいの原因となることがあります。

めまいと高血圧は関係ありますか？

高血圧自体がめまいの原因になることもありますし、高血圧の薬の副作用としてめまいが生じることもあります。また、急激な血圧の変動もめまいを引き起こす原因となります。

耳鳴りが同時にある場合は何が原因ですか？

内耳の障害、特にメニエール病や突発性難聴などが考えられます。内耳には聴覚と平衡感覚の両方を司る器官があるため、両方の症状が同時に現れることがあります。

めまいで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のめまいへの専門的な施術は優れた効果を発揮し、多くの患者様が治療後、めまいの症状が軽減したと実感されています。

めまいは早期の対応が回復への近道です。

症状が出始めたらすぐに対処することで、痛みからの改善までの時間を大幅に短縮できます。あなたの健康と快適な生活のために、ぜひお早めにご相談ください。